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赤エイの徒然読書画帳

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赤エイの徒然読書画帳
ブログ紹介
 来ていただいてありがとうございます。

 『本のご紹介、というより読んだくせに忘れてしまった内容の再確認と、字、ばっかりじゃあな。というわけで、大抵その本とは無関係で気楽なイラスト1点』という、当人同様支離滅裂な趣味ブログです。時々脱線します。
 
 気楽な気持ちで楽しんで行って下さい。

 
 
 
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ナチスから逃れたユダヤ人少女の上海日記

2012/03/11 20:22
●ナチスから逃れたユダヤ人少女の上海日記        ウルスラ ベーコン (著), 和田 まゆ子 (翻訳)


内容(「BOOK」データベースより)
50年間封印された“絶望と恐怖”“驚愕と希望”の9年間の記録。ナチスの迫害に絶望したヨーロッパのユダヤ人2万人が魔窟・上海に逃げ込んだ…。少女がそこで見たものとは…。
内容(「MARC」データベースより)
アンネがアムステルダムの隠れ家に身を潜め日記を書いていた頃、ナチスの迫害に絶望したヨーロッパのユダヤ人2万人が魔窟・上海に逃げ込んだ。少女がそこで見たものとは? 「絶望と恐怖」「驚愕と希望」の9年間の記録。</blockquote



 上海に惹かれて読んだ本。虹口(ホンキュウ、あるいはホンコウ)近辺での悲惨な避難生活から始まり、当時の上海の人々や街の様子がとっても良く解る。悲惨と言ったら水回りで、今現在私は水洗トイレを毎日使い、夏だろうが冬だろうが暖かいお風呂に入れるが、当時の欧州系ユダヤ難民の避難所と近辺の安物件にはそれがない上数家族と共同使用。トイレはカンタン言うとおまる。それを共同。。。普段の日本の生活のありがたさを実感できる。
 
 悲惨には違いないが著者とその周囲の人々の明るさが救いで、陰々滅滅とした感じはそれ程無い。登場人物が実に魅力的。私が好きなのは若くてかわいい多分選りすぐりの「3姉妹」と、中国人とイギリス人の混血児で僧侶のユアン・リン。特にユアンは当時の上海は第二次世界大戦真っ只中な上中国的思想と西洋的思想、上海的思想がごっちゃになったカオスだが、事あるごとに著者の前に現れバラバラになった状況と心を優しさと知恵に満ちた言葉でつないで癒す。それは今現在でも十分すぎるほど通じる言葉になる。彼に感化された著者の「(略)それに私は世界を変えるために地球にいるのではないと理解した。私の仕事は私自身だということも。私は、私自身がつくる作品なのだ(途中も略)」が圧巻。10歳そこそこから戦争しかなく普通の子供時代がなかった著者は、大日本帝国の降伏による戦争終結とともに喪失感を強く感じる。そんな彼女に彼は、過去を捨て、その空っぽになった余白を希望に満ちた未来への計画で満たせという。過去は、良くも悪くも大事な思い出で今現在の自分の一部かもしれないが、すべてではない。後生大事に全部抱えていく必要はない。復讐なんて無駄なことは、ドラマに任せればいいのである。名著。
 
 が、この時代の大日本帝国軍人はどの本読んでもそうだが評判がすごおく良くないため、その方面で気分を害したくない人には薦めない。何がマズイって兵站がまるでなってないことにより現地調達→略奪等が起こるので、悪いのは当時の役所仕事である。かもしれない。今も昔もあんま変わんねえなあ。ところで、そのある一方向における「改善」を試みようとした結果が従軍慰安所。著者と仲の良いアマー(お手伝いさん)は「日本人よくない、トラブルいっぱい」と文中において叫ぶ。当時の大陸で、大日本帝国軍人という集団は、普通の平和な生活を求める人々の間でかなり良く思われていなかったようだ。が、太陽の帝国の少年とか一部の人々は、窮鼠猫を咬む。かっけー等と思ったようである。9・11なんてもろ神風特攻隊だもんね。すごく好かれたいなら嫌われろ、みたいなこと言ってた山瀬まみを少し思った。すまん、山瀬。


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外人想定だが日本人顔の少年を描いてみた。

 
 哲学的宗教的会話をユアンらと深いところでかわすためか、著者が戦争末期に見る夢が印象的。イメージとしてはアウシュビッツなどのホロコーストで恐怖に恐れおののく人々の悪夢。人類共通の悪夢だよな・・・。どこの国も敵性外人や捕虜なんかのための収容所はつくるけど、放置はするだろうけど、そんな積極的に殺さない。ガス室等が有名だが今現在でも動物等に使用され地球上から消滅したわけではない。この本を読んで頭から離れなかったのがアンネの日記(うろ覚え)のアンネ・フランクだった。著者は初恋の男の子と結婚し、アメリカに渡り、紆余曲折はあったにせよ人生を謳歌している。ように見える。一方のアンネは潜伏途中で密告され、強制収容所で最後を迎えることになる。15歳だったらしい。生きていれば、今ほど有名にはならなかったにせよ、この本の著者の人生は彼女のものだったかもしれない。生きると死ぬではこうも違うか・・・と周知のことに愕然となりました。


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 震災から一年ですね。ネットで幽霊騒動という記事を見て、遠野物語の津波の話を思ったり、普段「常識だろ」って思っていたことが実はそうでなかったり、いつもあって当たり前だと思ってたものが実はとてももろいものなのではないか、とか、いろいろなことを考えました。「死は彼女(彼)を消さない」「答えの出ない質問もある」という本書の言葉を思い出したりもしました。
 亡くなった方々のご冥福をお祈りします。


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あけましておめでとうございます

2012/01/05 20:55
 新年あけましておめでとうございます
って開けて早数日。みなさまいかがお過ごしでしょうか。今年は年賀状作成が年明け、という大変めでたい年になりました。なぜってうっかりが絶好調だった、というただそれだけの話です。こういう時に限って普段元日なんかにめったに年賀状くれない人がくれたりする。。ぶつぶつ。いや、ありがとうございます。とてもうれしいです。


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 先年は7月以降更新ナシだったにも関わらず、今年で早6年目だそうです。このブログ。 来ていただいた方々、本当にどうもありがとうございます。今年も一年がんばりま〜す。はあー?ああ、それうんこじゃないって。使い古しのねり消し。
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村上春樹  雑文集    

2011/07/06 01:11
○村上春樹 雑文集     村上春樹著    新潮社


内容紹介
インタビュー、受賞の挨拶、海外版への序文、音楽論、書評、人物論、結婚式の祝電――。初収録エッセイから未発表超短編小説まで満載の、著者初の「雑文集」!
内容(「BOOK」データベースより)
1979‐2010。未収録の作品、未発表の文章を村上春樹がセレクトした69篇。


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  節電って言うならオール電化ってどうなの。こんな猛暑(名古屋)で原発も案外止まっている状態でいっっちども停電してねえのに本当に電気って、タリナイの。どこにいったら本当のことが解るの。はい?家はオール扇風機ですが、何か。
  さて本題。
――――――――――――――――

 イスラエル文学賞受賞のスピーチ(2009、スピーチは英語だったそうです)として有名な「壁と卵」収録。これが6ページ分。因みに全435ページ。私はほぼ、この6ページのためだけに本書を購入しました。残念ながら最近話題になった原発問題に触れたカタルーニャ国際賞受賞スピーチの文(2011)は未収録。新聞はもう無かったけどyoutubeに映像ありました。おおお。。。動いている氏をはじめて見た。な、なんかどきどきする。いや、それはいいとして。
 
 
 とはいえ、他ももちろん名文ぞろい。「自己とは何か(あるいはおいしい牡蠣フライの食べ方)」、「ビリー・ホリデイの話」「愛なき世界」が特に好きです。頭のごたごたがすっきり整理されて風通しの良くなる気までする名文から、僕と鼠の小説かと思うほどのかっこいい実話、よく解らないまつかささんという象の話…等など全69編。とはいってもそのほとんどが数ページ単位で電車などの移動中にさらりと読めます。安西水丸氏と和田誠氏による装丁もとってもかわいい。ただ、物理的に本が重い・・・。難点を一つ上げるとしたらその一点のみです。



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 リアルタイムではありませんが、教えてもらって観たアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」から暁美ほむらを描いてみました。アニメキャラ描くなんて、ドラゴンボールのごくう以来だ。なっつかしいなー。
 
 
 私は主題歌から好きになったのですが、絵も衣装もすごくかわいくって、土日の朝やってるものとばかり思っていたので観て本当にびっくりした。3話目から9話ら辺まで顔の引きつりが微妙になおらなかったけど、でも面白かったです。で、なんでこの絵かというと、上述した「壁と卵」に、システム(壁)と魂(卵)の戦いについて書いてあったから。この魔法少女〜も、きゅうべえ(字わからない)を代表とする血も涙もねえシステム(が創ったシステム)と、そっちからすれば取るに足らない一人ひとりの少女らの戦い、ってのが重なったので。
 「壁〜」から部分。

 

 壁はあまりに高く硬く、そして冷ややかです。もし我々に勝ち目のようなものがあるとしたら、それは我々が自らの、そしてお互いの魂のかけがえのなさを信じ、その温かみを寄せ合わせることから生まれてくるものでしかありません。


 
 これもアニメの最終回に少しリンクしているような気がしました。でも、よくよく考えれば漫画や小説などは、色々なものに置き換えて、こういったテーマを扱っているものが多いかもしれません。壁とかシステムとか体制側に立った作品は、プロパガンダ、といいます。そりゃ、作品としての価値はないよな〜



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江(ごう  2011年大河ドラマコミック版)

2011/05/11 10:55
○江  姫たちの戦国 1    原作:田淵久美子(NHK出版)、漫画:暁かおり  講談社
 


 突然ですがNHK大河ドラマ江のコミック版のおとうさん、浅井長政を描いてみました。
テンションが上がって若干信長が入ってしまった。気がする


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 Kさん、どうでしょうか。がんばって描いてみました。
 着物柄はマール社の名画クラシック素材使用。


―――――――――――――――――――
 歴史に寸分たがわず忠実ってことは必要なのかもしれませんが、この際


史実とか事実とかもうどうでもいい


と思う事がよくある。ほんとうによくある。大事なことはもっとほかにある。かもしれない。いや、絶対にある。
 かなり昔になんのCMだったか忘れたが「この家、ちぇまちゅぎる(狭すぎる)とおもわない?」という耳に残るフレーズを念頭に置いて「おとうちゃん、かっこよちゅぎるとおもわない?」というのが頭の中でずっとぐるぐるしている。大丈夫だろうか、私は。


 雨が続いていますが、みなさん、体調管理にはくれぐれも気をつけてください。


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願いがかなう!「夢ノート」のすすめ

2011/03/16 23:08
○願いがかなう!「夢ノート」のすすめ   中山 庸子著   PHP研究所


商品の説明
内容紹介
夢は心の中で思っているだけでなく、どんどん書き出してながめると叶うと教える「夢ノートのつくりかた」シリーズ(大和出版)で読者の支持を集めた著者。
その著者が、10代に向けて書いた『「夢ノート」のすすめ』。
行きたいところ、読みたい本、したいこと、なりたい職業、本で見つけたいい言葉、いまの自分の気持ちなど、何でも書いておきましょう。
書き残してあるのとないのでは、人生が大きく違ってくるということを教えてくれます。
何かをひらめいても、うっかりと忘れてしまうのが人間。でも、ノートに書いておけば、きっと役にたちます。
そして、それがあなたの「夢」ならば、書いておくことでぐっと実現が近づくのです。
友だちがいなくて一人で放課後をすごすとき、「夢ノート」をひろげれば、そこがあなたの居場所。
寂しく街をさまよわなくても、「夢ノート」で自分を磨きましょう。
まずは、お気に入りのノートを用意することから始めましょう!

内容(「BOOK」データベースより)
「夢ノート」があればさびしい放課後なんてない!自分の夢、好きなこと、かっこいい言葉、行ってみたいところ…「夢のタネ」を書きだすと未来が変わります。


―――――――――――――――――――――
 このたび東北・関東地方の震災で被害にあわれた方々に、心よりお見舞い申し上げます。少しでもあかるい方がいいなあと思い、この本と、思ったことについて書きたいと思います。気軽な気持ちでお付き合いいただけたら幸いです。
―――――――――――――――――――――――
 
 自分の顕在意識、無意識に対し、紙に書き出す、という目に見える形で自分とその周りの人々への感情、自分の未来を出来る限り寿(ことほ)いでいくと、いつしか現実世界の自分の行動にもその考え方は深い影響を与え、希望が叶っていく…。
 要するに、ノート(この本ではお気に入りのかわいいノート)や紙媒体に自分が今やるべきこと、将来などに対するプラスのイメージを楽しんで書き、そしてそれを時折眺めることによって自己暗示をかける。脳、もしくは潜在意識に働きかける。すると自分自身が「夢をかなえられる自分」に近づき、いつしか夢が叶っていく…という内容の本だと思います。
 
 それ系では、手帳の余白部分に書く、とかその他いろいろやり方があるようです。興味のある方はアファメーションで検索されると色々出てくると思います。失礼ながら怪しげなものもあるかもしれませんが、必要なものはノートや紙やボールペンと自分の「やってやろうじゃねえか」という心意気ぐらいです。お布施や壺や教材は要りません。「これで叶ったらうれしいな」ぐらいの気楽な気持ちで楽しんでやると良いのではないでしょうか。楽しんで、というのがポイントだそうです。
 紙やペンが無くても、眠る前に願いごとを声に出すと結構叶う、とスザンヌが言っていたようです。 

 でもとにかく、自己暗示ってかなり有効だと思います。常日頃から+思考の人、−思考の人では生き方とその結果が違ってくるように。自己暗示、で思い出すのが秋葉原の事件。あれもネットとかケータイを使った、強烈なマイナス系自己暗示だったのではないでしょうか。その逆をやれば、被告も、甚大な被害にあわれた方々も、あのような不幸な結果にはならなかったのでは、と思います。そう考えると人は、なりたい自分や未来を、少なからずコントロールすることが出来るのかもしれません。幸せになりたいか不幸せになりたいか、をかなりの割合で自分の手で、自分の意思で選べるかもしれない、という事です。たとえどんな状況にあっても、考え方一つ変えれば世界がガラッと変わりますし。ここにいられて嬉しい、と思うか、ここにずっといなければならない・逃げられない…、と思うかで全部が変わってくるように。10代向けだそうですが、何歳でもいいんじゃないかな、と思いました。でも学生時代にコレ読んどけばなあ…と思ったりもしましたが。図書館にあったので、お散歩がてらお探しになるのも良いかと思います。やっと春になり、暖かくなりましたしね。



――追記でだそく―――――――――――――――――――――
 私の好きな言葉に「英知は孤立しない」というのがあります(上海雑談 NHK出版 陳舜臣著 より)。
 あと「心は閉じられた箱じゃない、個人という単位の輪郭はあいまいなもので、人間はぼんやりと何かを発信している」というのもあります。こちらは『戦争が遺したもの』からの意訳ですが。

 発言していても黙っていても、何か出来ないかな、と思うことは、ほとんどの人が同じだと思うのでこれから支援の輪がどんどん広がっていくと思います。私にできることは何だろう・・・と考えると、今のところ足をつけて(ここが難しい)自分の生活をして、募金する、節電する。ぐらいしか浮かびませんが…。今回の原子力発電所の件で、自分の今の便利な生活が、知らない人々の命にかかわるようなハイリスクの上に成り立っているんだな…、という事を改めて感じました。それは多分時間を置いて自分にも帰ってくると思います。よって無駄なネット閲覧などをやめようと思います。
 愛知県でもかなり揺れ、とっさに、ずっと言われ続けていた東海地方で起きると言われていた大震災のことを考えました。この揺れの後に巨大な揺れが来るかも知れない、と思い、恐怖と気持ちの悪い横揺れで本気で気分が悪くなりました。職場の皆様、必要以上にうるさくしてすみませんでした。これ以上の恐怖の中で被害にあわれた人々や、テレビで映る津波の被害後の街を見ると、本当にやりきれない。自分や自分の住む街だったらと思うと本当につらい。


――――――――― 

 以前、痴呆症の両親の介護をして、たいへん苦労をされた人の話を聞く機会がありました。フラッシュバックで昔の恐怖の記憶(戦争時)がよみがえるのか、叫んでガラスを叩き割って外へ出てしまったり、保護しようとしても走って逃げるので追いつけない時もあったそうです。病気で、寝たきりの状態にも関わらず、です。この状況は介護をする人にとっては絶望的に困難でしかありませんが、人体の持つ可能性、という点からみると、ひょっとして希望が見えるかもしれない…と勝手ながらそう思いました。普段私たちは男、女、子供、乳児、病気の人、お年寄り、…といろいろと枠をつくって人間を区分けしていますが、実はそうではないかもしれない。スイッチの入れ具合によっては人は、人の体は何でもできるようになっているのではないだろうか、と思いました。
 誰でも。本当に、一人残らずどんな人でも。
そう思います。

―――――――― 

 藤田麻衣子さんの歌「あなたは幸せになる」も、つらい時に聞くと良いんじゃないかな、と思います。半端なく透明感のある歌声は、凹んだ時に効きます。教えてもらって知った人ですが、その他の歌もかなりイイです。



―場所もとらないし自分で出来る↓――――――― 

・肩、腰が痛い時はココを見てストレッチなんて。腰なんて、結構効いてほんといい感じです。
手のツボマッサージ 
  アレルギー性鼻炎に効く、スタミナがつく、なんてツボ押しまで
足ツボマッサージ
  しもやけ対策にも

 他にもいろいろあるようですよ。


―――――――――――――――


  ・・・なんだか色々分散してきてしまいましたが、要するに、これを読んでくれた人が
少しでも元気になってもらえたらいいな、とそう思っています。
  昨日愛知でツバメを見ました。遠い国から来るツバメも、安心して帰って来られるように、少しでも早く穏やかな日々が来るよう願っています。


 駄文長文にお付き合いいただいて、ありがとうございました。


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恋するジュエリ―スターが愛した宝石たち

2011/02/21 22:57
○恋するジュエリ ―スターが愛した宝石たち       岩田 裕子 著      河出書房新社


商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ハリウッドの輝き、ヘプバーンやモンロー、ディートリッヒ、涙の煌き「花様年華」「2046」「覇王別姫」…心をゆさぶる「シェルブールの雨傘」「風と共に去りぬ」、そして独特の魅力を放つ邦画たち…若尾文子や美輪明宏まで。知られざる宝石の魅惑を映画のストーリーとともに紹介するエッセイ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岩田 裕子
東京都生まれ。慶応義塾大学文学部史学科西洋史専攻卒業。雑誌編集者を経て、エッセイストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


――――――――――――――――――
 わたくしの夏の思い出。部屋で絵を描いていると、大きな羽虫が一匹、私の左人差し指に、ふととまった。特大のゴキブリだった。後のことはよく、覚えていない。とはいえ断片的に「ああー、ゴキブリって、こういったカタチ、してるんだあ」とまじまじと観察する自分が一瞬居たことは覚えている。恐怖から心身を防御するために別人格でも発生したのかもしれない。なんだかまあ、どうでもいい。
 さて本題。
――――――――――――――――――
 映画スターの個人的に好んだ宝石類、というよりも、映画の中で印象的に使われている宝石について、あらすじ等とともにとても丁寧に面白く説明してくれている本(ディートリッヒ以外)。宝石の種類によって説明もあり、とても面白かったです。ダイヤモンドって、月よりも前にできてんのね・・・(全部?)と、悠久の時に思いをはせてみるのもいいかもしれません。昔は「宝石じゃらじゃらつけるなんて、成金趣味でやな感じ」なんて思っていましたが、映画や何かみたいに自分をよりよく見せるための演出としての小道具、と考えるといい感じかも。とこの本を読んでそう思いました。
 でも何が一番いいかといえば、キレイな装身具の写真よりもやはりこの著者の文章。ここで紹介されている映画は全部見たいです。一つあえて難を言えば、「映画見た気になってしまう」ぐらいでしょうか。


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 本の中の写真があんまりかっちょ良かったので、トレースしてみました。と言っても写真そのままでないうえシャーペン。ウォン・カーウァイ監督の「花様年華」より。カーウァイ作品の説明が事に丁寧なので、興味がある方にはいいかと思います。木村拓哉が出演して話題になった「2046」は、「欲望の翼」「花様年華」「2046」で連作だそうです。そりゃ、一作だけではワカラナイ・・・。

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あけましておめでとうございます

2011/01/01 19:39
 新年明けましておめでとうございます。おひさしぶりです、赤エイです。
なんだか急に寒くなってきたので、みなさんくれぐれも風邪などにお気をつけください。


 ノートPCの液晶がいかれて早、えーっと数カ月。そのうち直るだろうとタカをくくって居たところ、年末に画面に時折入っていた黒い横線が帯になり、観念して修理に出しました。

 延長保証に入っておいて良かったあ〜 

 以前友達が「ノートPC、一年過ぎたら壊れた」と言っていたので、念のため入っておいたためタダで済みました。ありがとう、Yちゃん。


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 絵は今年の年賀状です。私の数少ないマイミクさん用に描いたものですが、めんどくさいので全く関係ない人にも出しました。ゴメン。人物は’08 TBSのドラマ魔王参照。あの主人公の髪形、スーツ姿、本当に最高だと思う。あれで色が白ければ。。。いや、もう過ぎたことだ

 で、その流れで去年12月に嵐の名古屋ドームコンサートにも行ってきた。だって、どうしても1回でいいから行ってみたかったんだもん!!ジャニコンなんて人生初だ。「おー、いえーい♪」なんて手を振っていたら次の日筋肉痛になった。次の日でよかった。一緒に行ってもらったお友達とグッズまで並んで買ってしまった。いや、「せっかくだから」なんてイロイロ買ってしまうのだ。せっかくだからってでかいウチワなんか買ってどうすんだ。。。うっかり死ぬに死ねない。因みにリーダーのを買ってしまった。クリアファイルまで買ってしまった。ああああああ。バンソーコー買わなくて良かった。
 いや、そうか。だからああして並ばせるんだ。すごいぞあの事務所。「つーはんねえのかよー」なんて心の中でぶーたれてた。ゴメン。えんちゃん、出無精で不案内でゴメンよ。また遊んでね〜

 で、そのお友達の計らいで、コンサートの後嵐ファンの人たちとご飯を食べた。みんなもんのすんごいパワフルで中でも一番印象的だったのが「全ステしてる」って人だった。嵐で全ステ?チケット取れないってかなり聞くなかで全部行けるの?つか幾らかかるの。。。と税金問題聞いてる時みたいに訳がわからなくなった。会場向かう時画用紙に「チケット譲って」って書いて立っている人がたくさんいたのを思い出し、なんと言うかこう・・・、なんにでもやり方、というか方法が存在するんだ、と色んな事を学んだコンサートでした。

 
 余談ですが、何だかハズカシイのでコンサートのことは家族に黙っていた。が、CBCという地方局のある女子アナが嵐の大ファンらしく、そいつが1日だけならまだしも数日かけて「コンサート行ってきましたー❤」なんて公共の電波を使用して言うもんだから「あんたも行ったんでしょ」とバレた。隠し事っていうのは、いつかはきっとばれるのだ、という事も学びました。ちっくしょう、あの女子アナめええ〜〜、しかもアリーナだって。くっそーーー。  


 逆恨みも、いけない。


 
 
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ロッタの北欧スケッチ旅行

2010/07/18 21:17
○ ロッタの北欧スケッチ旅行―テキスタイルデザイナー、ロッタ・ヤンスドッターの旅のガイドブック   ロッタ・ヤンスドッター 著    主婦の友生活シリーズ        


出版社/著者からの内容紹介
「雑貨カタログ」の連載でもおなじみ、北欧出身のテキスタイルデザイナー、ロッタ ・ヤンスドッタ-のヒット作「ロッタちゃんのハンドメイドのある暮らし」に続く、 ライフスタイルブック第2弾。今回のテーマは、旅。彼女のホームタウン、スェ-デン、フィンランド、オーランド島を、美しい写真とスケッチ、エッセイで紹介しています。お気に入りの雑貨&インテリアショップやブックストア、レストラン、カフェ、蚤の市、市場など、ロッタならではのセンスのいいセレクトのスポットを、詳しいマップ付きでご紹介。また、大好きなおばあちゃんの家やトム兄さんのサマーハウス、友人のクリエイターたちのアパルトマンなど、スカンジナビアスタイルのインテリア実例も充実。ページをめくるたびに幸せな気分になれる1冊です。もちろん、人気の北欧の旅のガイドブックとしても役立つ永久保存版的な作りになっています。

内容(「MARC」データベースより)
人気のテキスタイルデザイナー、ロッタ・ヤンスドッター。彼女のホームタウン、北欧をエッセイとスケッチ、美しい写真で紹介した幸せになれる旅の本。一部『雑貨カタログ』に掲載した写真、記事を再編集。


―――――――――――――――――――
 なにが凄いってタコがすごい。そういえば、いつぞやのワールドカップもジダンの頭突き惚れたんだった。あんなきれいな頭突き、見たことない。だから私はダメなんだ。サッカーを見ろっつー話。
 さて本題。
―――――――――――――――――――
 けっこうしっかりした作りだと思うんですが、雑誌扱いのようなので、古本でしかない模様。お近くの図書館などへどうぞ。
2004年の本。
 北欧(オーランド、フィンランド、スウェーデン)の飲食店や半端なくおしゃれな雑貨店などの見どころを、盛りだくさんで素敵なカラー写真とともに紹介してくれています。これからそちらへ旅行する、という方にもいいかもしれません。携帯電話でおなじみのmarimekkoIKEA本店もちょこっと載っています。パリは洗練されたおしゃれ外国下町、といった印象が強いんですが、北欧はスタイリッシュ一辺倒、といった印象。本にもよるかもしれませんが。うーん、でも「デザイン大国」といったところがかなりいい感じです。


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 ロッタさんがかなり素敵だったのでなんとなくマネして描いてみました。


―だそく――――――――――――――――
 アマゾンでLotta Jansdotter (HPらしいです)で検索すると洋書が結構出てきます。おしゃれ雑貨や素敵写真に浸りたい方にはとってもいいと思います。写真さえしっかりしてりゃあ字なんて読めなくたって、全く気にしない。ああ、私の話です。

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京都秘蔵の庭(名庭)

2010/07/04 20:27
○京都秘蔵の庭 (名庭)      写真・水野 克比古      京都書院 


内容(「BOOK」データベースより)
本書は、歴史とともに生み出され守られてきた京都の庭を、各巻地域ごとに集成し、時にはその庭を取り囲む風景にもレンズを向け、京の名庭・史跡の四季折々の姿を紹介する。


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 サッカーをよく知りもしないくせに、くそみそ言って(心の中で)ほんとうにごめん、岡田ジャパン。 
 では本題。
――――――――――――――――――――
 写真集。この本を、というより写真家・水野克比古で、お近くの図書館やアマゾンやらで検索すれば「そ、そうだよ。まさにこれぞ京都」という万国共通の古都・京都のイメージをばっちり具現化してくれている写真集が、嫌というほど出てきます。京都が好きな方、京都の写真が好きな方、または旅行に行く前の下調べ、などなど用途は色々。美しい京都の写真、と言えばこの人。と、物覚えの悪い私ですら覚えてしまうぐらい方々で名前を見かけます。京都に写真館もあるそうなので、お出かけの方はそちらもチェックされてみてはいかがでしょうか。
 ああ〜〜んも〜京都行きてえ〜〜〜


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 お題は沙羅双樹。日本では本場インドとは違う、夏椿のことをさすそうです。東林院(妙心寺)、鹿王院のものが有名だそうで、見ごろは5〜6月。深い緑色のふかふかの苔の上に、ふんわり乗った半透明な白い花弁のツバキとのコントラストが、そりゃもう本当に美しいそうで。実際に見たことはありませんが。
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ツバメのたび

2010/06/20 22:14
○ツバメのたび―5000キロのかなたから    鈴木まもる著    偕成社

内容(「BOOK」データベースより)
だれかがぼくをよんでいる。とおくでぼくをよんでいる。にほんから5000キロもはなれたみなみのくにマレーシアから、1わのツバメがとびたった。なんのためにツバメはどこをめざすのか…うみをこえ、たびはつづく。ツバメのいきつくさきは?4歳から。

内容(「MARC」データベースより)
南の島から飛び立ったツバメ。冷たい風に乗って、朝の光に向かって、雨の中も飛び続ける。海を越え、たどり着いたのは…。ツバメといっしょに旅をしている気分になれる絵本。

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 ブブゼラが欲しい。それを大相撲名古屋場所でふく。ああ、入場料を払えない。
 まぁそんなことより本題。 
――――――――――――――――――――
 絵本。私はツバメが好きでして。そして、思わず一緒にツバメと飛んでいるような気分になってしまうこの本の絵が、とっても好きです。ツバメが越冬のため東南アジア方面に旅をするのは有名ですが、実は、ルートや日数など未だにはっきりしない部分が多いようです。あと飛行中の時速とか。身近に思えて実は良く解っていなかった、あのかわいいツバメの未知の旅気分を味わえる、素敵でかなり感動的な本。あんな小さな体一つで5000qもの旅をするかれらに脱帽です。買うのはどうも。。という方は図書館の児童書コーナーへ。児童書は漢字にぜーんぶふり仮名振ってくれているのに、大人用の本顔負けの濃い内容のものが大変多い気がします。特に動物や昆虫系。ツバメの生態が詳しく知りたいという方は「ツバメ観察辞典」「ツバメのくらし」をどうぞ。ともに児童書ですが、写真が豊富な上、説明も懇切丁寧。



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 服の模様は「世界デザイン地紋(マール社)」使用。
 生きて帰ってこられるか全くわからない。それなのに、小さな体一つで出かけられる自然界の動物は、本当にすごいと思います。いつも入り口近辺で右往左往してしまう私だからこそ、あこがれるのかもしれません。






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燃えよ剣

2010/06/04 20:08
○燃えよ剣  上・下     司馬遼太郎著      新潮文庫

出版社/著者からの内容紹介
幕末の日本で、敵からも味方からも最も恐れられたのがこの男。

幕末の動乱期を、新選組副長として剣に生き、剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑なな生涯。武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、自身も思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。人気抜群、司馬遼太郎の“幕末もの”の頂点をなす長編。

内容(「BOOK」データベースより)
幕末の動乱期を新選組副長として剣に生き剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑な生涯を描く。武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、己れも思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。「竜馬がゆく」と並び、“幕末もの”の頂点をなす長編。

―――――――――――――――
 オシムジャパンを見てみたかった。
 さて本題。
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 映画やドラマ、漫画にゲーム・・・と色んなジャンルで題材になっている新撰組。その新撰組は、この本無しには語れない、多分。というぐらい有名な本。「あーもー一体何に生き、何に死んだらいいのか・・・」と日々思い悩んでいる人にとっては、それを見つけて歴史と仲間まで巻き込み、ここまでやりきった主人公・土方歳三に、憧れを通り越して嫉妬してしまうかもしれません。時代考証というか描写がとても綿密で、読み終わった後しばらくあちらへ行ったきり、といった感じになる。個人的には上巻の「堀川の雨」の中で、雨が降りしきる中背後に追手の気配を感じつつ、小間使いの藤吉に何気な〜くクールに指図する歳三が、なんだかもう、超かっちょええ。
 
 怜悧冷徹、イイ男で堅物だけど、意外なところでかわいさを発揮する土方歳三か。あるいは、読んでる分にはとびっきり美青年っぽいけれど、ちょっと頭がまともではなさそうな沖田総司か。どちらに萌えるもよし、おだてられて登るとこまで登っちゃうんだけど、最後にはやっぱり「自分」に戻って死んでいった近藤勇を兄貴と親うもよし。坂本竜馬を暗殺したのは新撰組ではなく見回組だったという話ですが、同じく幕末もの、ということで崩れていく敗者の幕府側から眺めてみるのも面白いかもしれません。
 短編集(ぶ厚いんだけど)に、この本の主要登場人物やその周辺の人々を書いた「新撰組血風録」があります。



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 珍しくテーマにそって描いてみました。新撰組を初めて描いてみる。中の着物と袴の柄は「日本の染型紙文様550(ソシム)」使用。額当て、というか鉢金と月代は萌え(というのか果たして)優先で割愛。


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パリの小さなアパルトマン

2010/05/27 20:39
○パリの小さなアパルトマン     ジュウ・ドゥ・ポゥム 著

出版社/著者からの内容紹介
パリジェンヌたちは、自分で工夫して、物づくりするのが大好き。これからが楽しみなクリエーターや、そのたまごたち……クリエーションに関わる、20代のパリジェンヌたち25人のアパルトマンをたずねました。アパルトマンのユニークなインテリアを中心に、ファッションやビューティ、そして彼女たちがいま夢中になっていることなど……いつもかわいいパリジェンヌの暮らしのエッセンスを感じるビジュアルブックです。フレッシュなパリジェンヌ・クリエーターたちのファッションやインテリアには、すぐにマネしてみたくなるアイデアがいっぱい!近い未来にパリで、そして世界の大きな舞台で活躍するクリエーターたちのスタートラインである、ちいさなアパルトマン。そんなクリエーションの楽しさや夢がいっぱい詰まった空間とともに、フレッシュなパリジェンヌ・クリエーターたちを紹介する1冊。

内容(「BOOK」データベースより)
パリのクリエーターの女の子たちが暮らす小さなアパルトマンにはファッションやインテリアのかわいいヒントがいっぱい!この30軒の小さなアパルトマンは近い未来にパリで、そして世界の大きな舞台で活躍するクリエーターたちのスタートライン…クリエーションの楽しさや夢がいっぱい詰まった空間です。


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Q:今一番興味があることは?
A:はーい、近所のう●くの資金げーん
冗談ですよ、冗談。
 
 さて本題。
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 無理だって。というぐらいハイセンスかつノスタルジックな感じの素敵なお部屋を、数多く垣間見れます。人の暮らす部屋でありながら、どこかのおしゃれ雑貨店、なんて気もしないでもない。自分の部屋の参考にするにしても、なんと言うかこう・・・部屋の造り自体が、とか持って生まれたセンスとか民族性とかお国柄とか環境とか職業とかもう、なんか、根底から何かが決定的に違うかもしれない・・・、等と考え出すと凹む一方なので、小物のディスプレイの仕方、写真の飾り方、家具や床の色合わせ(絶妙)なんて細かいところから参考にしていくと良いかもしれません。お家の中にイルミネーション(新興住宅地などに歳末近辺に出現する外向け発信的感じのものとはちょっと違う)なんていうのも、ああ、これなら素敵!!とすんごく納得。こんなに小物置いて掃除どうすんだよ、とか電気代は?この部屋の家賃は?等と考える私みたいな人には、絵などの参考資料に。
 人気シリーズのようで、姉妹本もかなりあるようです。


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 本に出てきた人の服を参考にして描いてみました。顔は日本人仕様ですが、ちょっとパリジェンヌ風(自称)に。背景はいつものように割愛。参考資料にあんま、なっていませんね。柄は例のごとくマール社の世界デザイン地紋。

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ぼくんち

2010/04/29 18:29
○ぼくんち   (上中下 巻)    西原 理恵子 著    角川文庫


商品の説明
内容紹介
恵まれてはいない人々の心温まる家族の絆を、独自のタッチで描く、サイバラワールドの神髄。

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 座右の銘は「私のせいじゃない」。バカエイです、こんにちは。
 さて本題。
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 漫画。読んでいくうちにだんだんと、国家が定めた現行の刑罰とか一般常識とかがもうほんと、小せえと思えてくる…、そんな本です。読んで最初に来る印象が「心温まる」かどうかということはさて置き、この、底辺で生きる人々の、生きる強さは垣間見えると思う。というより、この人たちを見ていたら、自分も何があっても生きていけそうな気がする。圧巻は、遊女観音信仰(適当)を体現したかのような、神子(かのこ)お姉ちゃん。どう見ても「無敵!!」というほどそこまで強くは無いと思うんだけど、何があっても笑っていようとするその姿勢は見習いたいと思います。幸せになってもらいたい。この人とあと、マリアちゃんら主要女性陣がいるからこそ、このアナーキーな世界がどこまでーーーも落ち切っちゃう、ということはない。作家さんの倫理観かもしれません。リアルタイムでも読んだことがありますが、下巻の「恋というものは〜」で泣いた。大した思い出もないくせに。あとは、こういち君がお姉さんとお別れするところ。圧倒されて引きずり込まれ、最終的には心をがっつりわしづかみ、といった感じの本でした。ご存じの方も多いと思いますが、作家さんがすんごい美人。私がTVで見たときは着物姿で女優さんみたいだった。似顔絵は。。外見的には似てない気がする。


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 漫画の文庫本って絵が小さいのがなあ、とか思ってたけど、値段も安いし、軽いし便利でいいもんだと思いました。
 絵の柄は世界デザイン地紋(マール社)をはっつけただけです。


―だそく―――――――――――――
 下巻のまほちゃんのお母さんの最後のつぶやきで、宗教っていうものは、「〜を〜してくださいい〜〜」と外の世界をなんとかする、という事ではなく、自分自身の心の状態を「なんとかする」ためのものかもしれないなあ、だなんて思いました。私はカミサマの声を残念ながら聞いたことがありませんが、少なくとも「ぽ●しなさい」とは言わないと思う。決して。そういった怪しげなものへの自我の丸投げ(→ぜーんぶ○○様の言う通り)は楽ちんだけど、後が面倒だし辛いぜ〜。といった事を、オウム事件等で垣間見ることが出来ます。そりゃ、逃げたい時もあるけれど。あるだろうけど。おまけに新興宗教は総じてカネがかかるらしいですし。・・・いい事ねえじゃん。でも、精神的に死ぬほど弱っている時に限って、そういったものに出くわしてしまうのかもしれません。いやだなあ〜。
 マリアちゃんの命名のくだりは「ああ、そういえば『言論』って自由だったよな・・・」という事を思い出しました。
 遊女観音信仰(適当)ってのは能でも「江口」ってのがあって、これは最下層で苦労している遊女がじつは普賢菩薩様でした・・・、って感じの筋のお話です。あれ、観音様じゃねえな・・。まあいいか。お稚児さん系でも「煩悩まみれのわれら衆生を救いに来てくださっている(→だからダイジョーブ)」等といったような信仰めいたものがちょっとあったようで、それが、同じ人間への仕打ちに対する罪悪感から来る言い訳なのか、はてまた本当にそうなのかは、知らない。


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アール・デコ ザ・ホテル

2010/04/10 22:39
○アール・デコ ザ・ホテル―稲葉なおと写真集     稲葉 なおと 著    求龍堂

内容(「MARC」データベースより)
初めて海外へ出た時から、旅の目的はホテルだった。初めて建築の写真を撮った時から、心惹かれてきたデザインがアール・デコだった。パリ、ロンドン、上海、サンタモニカ…。世界中のアールデコ・ホテルの写真集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
稲葉 なおと
東京生まれ。東京工業大学建築学科卒業。一級建築士。1998年、写真を添えた短編旅行記集『まだ見ぬホテルへ』(日本経済新聞社)を刊行。2001年、イラストを添えた長編旅行記『遠い宮殿―幻のホテルへ』(新潮社)でJTB紀行文学大賞奨励賞受賞。以後、名建築のホテル、旅館を題材にした写真と旅行記を数多く発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


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 気がついたら、靴から鞄から服から下着までぜ―んぶ通販だった。いえーい。まあそんなこともある。
 さて本題。
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 超かっちょええ。の一言。アール・デコのホテルももちろんだけれど、写真が、というよりこの人の風景の切り取り方がとおおってもかっこいい。語彙が貧弱で感想も中学生のようですが、ずぶの素人なのでお許しを。
 絵を描きたい、といった場合の資料になるかは別としても(私はなるとおもいます。)、見てるとうひょー、とテンションが上がってきます。アール・デコ、とかレトロモダン、といった言葉にすごく惹かれる人にとっては、とってもいい写真集だと思います。値段がちょっと高いなあ、といった場合は市民の本棚、図書館へGO。2006年の本。


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 桜はともかく、なんでチャイナドレスなのかというと、この本の裏表紙(って言うのだろうか)の写真が、ちょっぴり隠し撮りっぽいチャイナドレスの女性の後ろ姿だからです。この服の何がいいかって、なんかこう・・、イケナイ感じがすごくいい。深ーいスリット。ああ、いやらしい。最近個人的によく思う「毒がいいんだよな毒が」ということにちょっと通じているような気がします。お菓子とか食べ物でも塩っ辛い!!とかすんげえ甘いとかあぶらっこ〜〜い、なんてのがうまいなあ、って思うのはそこかもね、だなんて思います。高校時代友達が突然「頭が悪くなるぐらい甘いものが食べたい」とつぶやき「はあ?」と思ったが、なんだかわかる気がしないでもない。とてもいい表現だと思います。




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竜馬がゆく

2010/03/28 20:33
○竜馬がゆく (全8巻)    司馬遼太郎    文春文庫


出版社/著者からの内容紹介
青春小説の名作が読みやすくなって再登場。前半は、奥手だった幼年期から、剣術修行、脱藩、勝海舟との出会いと海軍塾設立までを描く

内容(「BOOK」データベースより)
「薩長連合、大政奉還、あれァ、ぜんぶ竜馬一人がやったことさ」と、勝海舟はいった。坂本竜馬は幕末維新史上の奇蹟といわれる。かれは土佐の郷士の次男坊にすぎず、しかも浪人の身でありながらこの大動乱期に卓抜した仕事をなしえた。竜馬の劇的な生涯を中心に、同じ時代をひたむきに生きた若者たちを描く長篇小説。


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 今年の大河ドラマ、1回しかみてないけどまあいか、原作本ではないようだから。
 さて本題。
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 「なげえな、全8巻かよ」という第一印象をお持ちの方もひょっとしたら少なくないかと。私はそうでした。でも読み始めればこっちのもんで、面白いのであっという間に読めます。多分。いまの坂本龍馬像(かっこいい、スケールがでかい、女にもてる等など)に多大な影響を与えたといわれる作品。漫画「お〜い!竜馬」もこの本がベースになっているようです。漫画の原作者は、白いお父さん犬が「なんだ、竜馬かぶれか」とつぶやいたあの武田鉄矢。ところで、作品説明はぶっちゃけこちらの方が詳しいです。→竜馬がゆく
 
 読み終わったら坂本竜(龍)馬大好き、か幕末サイコー、となっているかもしれません。後者の場合は「燃えよ剣(上下)」なんてどうでしょうか。こちらは新撰組の話ですが。司馬作品では幕末をいろんな角度から眺めることが出来ます。
 
 とにかく「なんか最近つまんねーなー」とか「何かに夢中になりたい!」といった場合、それをかなえてくれる本の一つかと思います。今やってる大河ドラマ(直接?の原作本ではないようです。)の福山竜馬を心に浮かべて読むもよし。鼻水たらして着物の袖口でふいてばっかいるいるもんだから袖口がかぴかぴになっていたとしても、竜馬は本当にカッコイイです。何に惹かれるんだろう。やっぱりスケールのでかさだな。ここで「♪ちっちゃいことは気にしない、それわかちこわかちこ〜♪」のゆってぃが浮かぶ私はもう駄目〜



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 というわけでいつものように竜馬に何ら関係のない絵を描いてみる。最近はスズメと、先週の日曜日にあるドラマにチラ出した弁護士萌え。「弁護士」とこの絵で解る人はすごいぞ。やっぱり私は似顔絵が描けません。だから要するにミーハーなんだったら。
 ところで私が、ここで紹介する本に関係した絵をめったに描かない(描けない)ことの理由の一つは、アラが出るから、なのかもしれない。単なるわがまま、とかへっぴり腰、とかいったことはまぁ置いといて。


―ひとりごと――――――――――――――
 け、警視庁のトップが狙撃されて、自転車で逃げられて「時効ですハイ終了。」で、そ、そ、それでいいんだ・・・・・。思わずどもる。それとも犯人が見つかっちゃうよりは、こっちの信頼暴落の方がメリットがあるのかなあ、だなんてひねくれて考えてしまう。
 そいや蟹江町の事件も迷宮入りっぽいしなあ。蟹江町ではつい最近耳を疑うような通り魔事件とかもあって、私ですら「同一犯?」等と思ってしまいました。島根の事件も早く犯人が見つかることを願います。何がイヤって犯人が知らん顔で普通?に生活していると思うとかなり嫌だ。再犯の可能性もあるのではないでしょうか。人間、見つからないからって味をしめるとすぐ良い気になる。全国津々浦々で起こっているこういった事件が、実は結構同一犯の犯行で、イモ蔓式にずるずる〜っと気持ちよーく逮捕!!というわけには・・・いかないだろうな。たとえそうであっても今のこの感じだと。自分は自分で守るしかないのかもしれない。

 え、で小泉被告は死刑なんだ・・・。私は全くの素人ですが、黙って聞いてると「症状」がどんどん悪化している気がするんだけど。こういった状態で被害者が民間人だった場合、無罪か良くて無期懲役で、死刑にはならない気がします。



 
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波のうえの魔術師

2010/03/08 19:18
○波のうえの魔術師     石田 衣良 著    文藝春秋


商品の説明
出版社/著者からの内容紹介
得体の知れない老人とプータロー。珍妙なコンビが、某大手銀行株に"罠"を仕掛けた──。注目の新鋭が描く巨大な敵との凄絶なる戦い

内容(「BOOK」データベースより)
あやしげな老紳士と就職浪人の青年が手を組んで、預金量第三位の大都市銀行をはめ殺す!知略の限りを尽くした「五週間戦争」の果てに待つものは…。すべてが市場化する世界を、精緻に痛快に描き切る新世代の経済クライムサスペンス。

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 しまった、ひこにゃんに年賀状出すのを忘れていた。
さて本題。
―――――――――――――――――
 2002年のフジテレビ系ドラマ「ビックマネー!(←ねたばれ)」の原作本。途中からしか見てなかったけれど、ドラマがかなり面白く印象的で(特にネプチューンの原田泰造が秀逸)、当時からずっと気になっていたものの「株かあ(←わからない)」としり込みして今に至る。そんなワタシの腰の重さはさて置き。
 
 あらすじは、小塚老人(と主人公・白戸則道君)の復讐劇。冷徹で孤独な小塚翁の、大手銀行への復讐心がちょっと切ない。あと、細心な注意を払うくせに、いざとなったら死ぬほど大胆な白戸君は超かっちょええ。己の才覚ただ一つで大海原に漕ぎだそうとする主人公は、体一つで生き抜こうとする野生動物のように美しく、本当に素敵です。スーツ姿って言うのもまたもうすごくいい。ああ、いや、この人だったらあのリーマン・ショックも乗り切れているかもしれません。その強さと利発さを見習いたい。

 とにかく、株や経済の知識がゼロの私でも十分に楽しめました。でも、用語とか解ったらこの本もよく理解できるし、日々のニュースもかなり面白くなるかもしれないなあ、と思って経済とかトレーディングの本を読もうと試みたものの、眠いんだ〜、これがまた。すごい演技とか映画を見た後の勝手に体が動いてしまうスタンディングオべーションと、昼飯直後の眠い授業、ぐらいの格差を感じました。同じ言語だというのに実に不思議だ。まあ、ひとえに読み手の問題ではあるけれど。とにかく勉強がんばりたいと思います。
 


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―ひとりごと―――――――――――
 株価変動の波は、過去のデータとかコンピューターとか使っても予測不可能だそうでして、そのランダムな動きは、人間の心の動きとよく似ているようです。その波に飲まれず、長年にわたって泳ぎ切った小塚翁を、白戸君は「魔術師(小塚老人)は揺れ動く数字の波に感覚をピタリと沿わせ、自分自身の欲望を完璧といえるほど制御していた」と分析しています。ひょっとしたら、作家さんの小説に対する心構えにちょっとリンクしているのかもしれません。色んな事に応用が効きそうな小塚翁のこの「作法」ですが、うーん、言うのは簡単だけど、むずかしそうだなあ〜〜。まぁまずはこの精神的ヘタレ具合をなんとかしないと。
 
 というわけでまた余談ですが、株は、すんごい余力があるとか読みとかカンが半端ねえとか死ぬほどの覚悟があるとか損失補てんをしてもらえるぐらい権力がありまーす、といった状態でない限り、手を出さない方がいいかな、と。ましてや大事な大事な退職金全部つぎ込むとかそういった事は、熟考と細心の注意と分散が必要かな、なんて思います。証券会社とかは、煎じつめれば「株を買ってほしい(だけ)」なわけですから、すごく耳触りがいいことばっか言われた場合、あまりその言葉をうのみにしない方がいいのかもしれません。


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京の旅館選び

2010/02/27 21:49
●京の旅館選び (新撰 京の魅力)    佐々木 昇 著,  小針 剛       淡交社

内容(「BOOK」データベースより)
京都の旅を彩る宿。こころゆくまで京都を味わえる宿。“泊まってみたい京の宿”案内の決定版ガイドです。

内容(「MARC」データベースより)
数寄屋造りの宿で京都を感じたい、片泊まりの宿で京風朝食を味わいたい、隠れた京都を満喫したい…。31軒の特徴ある京の宿を紹介。名旅館案内の決定版。データ:2005年2月現在。

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いやあ、仕分けするなら議員とかなんとか連盟のお金だけちゅーちゅー持ってっちゃう上のほうでしょ、そうでしょ(鹿風)。
さて本題。
―――――――――――――――――
 勝手に京都特集第3段。遠方から観光に行くなら、欠かせないお宿選びのガイドブック。せっかくだから、ホテルよりもよりいっそう和に浸りたい、という方にはいいのではないでしょうか。宿泊費も5000円以下のものから上は40000円とかなりの格差ですが、浮いた分だけ観光とお土産にするのもよし、一生に一度でいいから35000円の旅館に泊ってみてえ、という願望を成就させるも良し。フルカラーではありませんが、写真も豊富だし、お料理やちょっとした宿の歴史なんかもあってイイ感じ。気になったのはとある旅館に「スマップも泊ったという」とあったんだけどカタカナ表記だし(あ、べつにいいのか)、どのスマップなのだろうか、とちょっと変なところで引っかかりました。


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 梅も咲いたしもうすぐ桜です。なんだかすっかり春が来ました。思うばかりぞ山桜ってね。いや、気分で書いてみただけですが。どちらかと言うと、ソメイヨシノよりも葉っぱもいっしょに出てくる白い山桜の方が好きです。


―だそく―――――――――――――
 メダルが5つ(2月28日現在)でよかったですね、バンクーバー冬季オリンピック。今回も話題が豊富でしたね。ひとつ気になったのは「あの日本代表の制服(みたいな地味なジャケットなど)って、タダなのかな」ってことでした。まさか選手の人はもらえるよねえ、でも国って案外ケチだからどうだろう、と変なところで気になりました。それにしたって選手育成とかメダルを取ったら宝くじ並みのお金、とかもうちょっと待遇手厚くしてもいいと思うんですけど。アマチュア精神とか言ってるやつはほっといて。ほぼ民間企業任せで都合がいい時だけ「日本代表!よくやった!!」って虫がよすぎる気がします。イイとこだけふんだくって、やばくなったらさよーならー、って第二次世界大戦中の大日本帝国軍部もそうだったみたいです。あんま、変わってないのかもしれませんね。生活の面倒一切を見てるならまだしも、4年に1回だけ大注目して「その服装はなんだ!!」ってのもどうなの、ねえ。そう言う人間に限って結構自分もなってないことが多いのよね・・・ぶつぶつ。とうの昔に侍が滅んだこの国で、スノーボーダーにサムライ精神(つか見た眼)を求めるのって、どうなの、ねえ。といろんな、というよりはっきり言って無駄なことばかり考えてこの約2週間を過ごしていました。ああ、実に私らしい。
 真央選手はちょっとかわいそうな気がしたけど、怪我もなくってなによりです。銀メダルおめでとうございます。ってそれでもすごいよ。銀だよ、銀!あのメダル、べりってむいたらチョコレートが出てきそうな気がしてしょうがないのは私だけだろうか。それにしても、浅田選手とキムヨナ選手がならんでいるのをみると「アジア人もついにここまで来た・・!!!」と感無量です。あ、スタイルが。最近は欧米系の選手の方ががっしりさんだなあ、なぜだろう、ぶつぶつ。





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京都佳つ乃歳時記

2010/02/12 22:38
●京都 佳つ乃歳時記   佳つ乃 著,  篠山 紀信   講談社


出版社/著者からの内容紹介
「京都では、お客様だけがお店を選ばはるわけではおへんのどすえ」
この街で生まれ育った佳つ乃さんだからこそ実現した、本物の京都案内。
選び、選ばれて遊びたい、大人の過ごし方。

祇園の芸妓、佳つ乃さんの四季別京都案内。
“食、飲、観、泊、買”すべてにおいて厳選された、大人の女性が本当に知りたい情報が満載。
各季節毎70件もの詳細データと地図が今までと違う京都へ誘います。

季節別情報114件掲載。

内容(「BOOK」データベースより)
「京都では、お客様だけがお店を選ばはるわけではおへんのどすえ」。この街で生まれ育った佳つ乃さんだからこそ実現した、本物の京都案内。選び、選ばれて遊びたい、大人の過ごし方。


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 「シェーシェパード」と母が言った(天然)。んー、まあ解らなくもない。
さて本題。
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 前回から勝手に京都つながり。ガイドブック兼ちょっと手軽な写真集、といった感じです。主なモデルは佳つ乃さんですが、「1冊丸まる佳つ乃写真集!!」といった感じではなく、素敵な京都の街並みに、この上なく綺麗な華を添える被写体、といった感じでした。花柳界の人は、着物の選び方、着こなし方、お化粧の仕方、仕草などやっぱ違うなあ、とほれぼれしてしまいます。うっと呻くぐらい浮世離れした金額のお店も、また京都のいいところ。かもしれません。この本の読者ならではのプチ特典もあるようですが、ちょっと前の本なので、行かれる場合は念のためお店に確認された方がいいかな、と。文庫本も出ているようです。


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 静御前。一応。
 彩色はパステルと色鉛筆など。

―だそくでひとりごと―――――――――――――
 平安後期から室町前期に流行ったらしい白拍子。性格は今の芸妓さんとか舞妓さんに近いものだったそうです。営業所(芸子さんのばあいお茶屋かな)に「こういった感じの子を何人かお願〜い」と頼むと、宴席に来てくれる、といった感じでしょうか。
 創始者は静のお母さん・磯禅師だったとかいわれていますが、男装で歌舞を始めたそもそものきっかけは、平安末期に男性陣がいわゆるゲイだとかホモだとかそういった男性同士で自己(?)完結!!という風潮が流行してしまったため、女性の需要が減ってしまい、女性陣が「んー・・。おーし、んならここはいっちょ、男の恰好でもしてみっか(意訳)!」と言う事で始まった、という説もあるようで。それがほんとなら何という柔軟性と対応力。かつ美しい。そして水干萌え。
 ああ、いや、この姿勢は見習いたいと思います。
 4月には鎌倉の鶴岡八幡宮で恒例の「静の舞」があるんではないでしょうか。好きな方は要チェック。

 今日は菜の花忌ですね。


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京都ロマンチック案内

2010/01/30 23:19
●京都ロマンチック案内―続・乙女の京都 「お散歩気分」でめぐる、レストラン・喫茶店、レトロ建物・宿・ホテル、雑貨とおしゃれを探す旅         甲斐みのり著       マーブルトロン

出版社/著者からの内容紹介
京都に憧れる女の子待望の、大好評乙女のご当地シリーズ「乙女の京都」続編!老舗のクラッシック喫茶店やレトロ建物から、カフェ・レストラン、お持ち帰り、ホテル・宿、京都メイドの暮らしの雑貨が手に入る雑貨店や、ニューオープンの気になるお店まで完全網羅。何度でも訪れたくなる「かわいい京都」を「お散布気分」で案内します。正編とともにお楽しみください。

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 家のひな人形は長州小力によく似ている。その流れで舞の海にも似ている。
さて本題。
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 「そうか、京都はパリだったんだ」と思う本。著者の風景の切り取り方、選び方によって町の印象が大きく変わります。って当たり前か・・・。
 とにかく、京都、パリ、かわいい雑貨、おしゃれ、のどれかひとつにでも反応するならハマる確率が高い本。何がいいって、大きめで素敵なカラー写真が多いところ。文章も表題通りに乙女でロマンチック、かつノスタルジック。ガイドブックにするもよし、「あーもーどっこも行けねえけどどっかいきてえー」といった時の癒しにするもよし。シリーズで出てるみたいです。


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 あともうちょっとで春です。
 彩色はソフトパステルなど。着物の模様は「和風レトロ地紋 CD−ROM(マール社)」使用。



―だそくでひとりごと――――――――――――
 そう近所ではないが、ガチでヤ○○さんが越してくる、ということでちょっとした騒ぎになっている。とは言っても、3ケタ寄りの2ケタ駐車スペースを持ちながら「家族数人で暮らしまあーす」といった申請を、行政機関が受理したことに端を発している。んなバカな。花輪君(ちび○子ちゃん)のお家だってそこまで駐車場広くないだろ。反対理由は近くに学校があるから。かな、と思ったが、よくよく聞いていると土地の値段が下がるから、らしい。いやあね大人って。とか言う私は拳銃も迫撃砲(そんなのあるかは知らないけど)も射程外の区域なので、非日常的ワンダーワールドがやってくる、的感覚で人ごとチックにちょっぴりうきうきしている。いやあね、バカエイって。



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上海ワンダーランド

2010/01/23 22:28
●上海ワンダーランド   林 律雄 脚色,   高井 研一郎作画  小学館

出版社 / 著者からの内容紹介
風雲急を告げる、大戦前夜の"東洋の魔都"上海。でも、幼いケンちゃんにとって、そこは夢の国だった…。『総務部総務課 山口六平太』の黄金コンビが贈る、心温まるノスタルジーコミック!!
1941年・上海。日本租界内で、両親の愛を一身に受けて無邪気に育ったケンちゃんにとっては、日ごとに不気味な戦雲が覆う街並も興味津々のワンダーランドであった…。高井研一郎の自伝的ノスタルジーに加え、『総務部総務課 山口六平太』幻の番外編3部作、珠玉のショートストーリー7編を厳選収録!!


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 エイの料理はアンモニア臭かあ
さて本題。
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 漫画。第二次世界大戦前後の上海の様子が素敵です。交通整理をするインド人巡査や映画館、街並みなど古い写真や文章で見聞きした通りの光景が、かわいいケンちゃんとともに生き生きとよみがえります。ケンちゃんの家族もほのぼのと可愛くて魅力的。カフェで働く17歳の女の子・すみちゃんや、ケンちゃんのお母さんに思いを寄せる馬(赤司)さんがちょっと、いや、かなり切ない。何気ない一言と表情でぐっと来る。ただ闇雲に叫べばいい、というわけではないことを教えてもらった気がします。佐世保に帰ってきてから、クラスメートの妬み→イジメを回避するケンちゃんの機智に脱帽。その頭の良さを見習いたいです。はい。


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 似合わずさわやかになってしまった。まあいいか。
 

―だそく―――――――――
 当時の上海を魔都と読んだはじめは小説家・村松梢風だったかどうかは解りませんが、オールド上海は私にとってもワンダーランドです。超かっちょいいクラシック・カーがビュンビュン(最高時速は知らないけど。燃費も悪かったろうけど)走り、ギャングはうじゃうじゃ、革命家はごろごろ、娼婦は腐るほどたむろし、古いものも最新のものもぜーんぶ混在する国際都市・上海。今でも時々問題になる治外法権はこの都市でも悩みの種で、何をやっても境界(国境)線超えれば、いくら警察や軍隊がひしめいていようと無問題、といった超問題点は全く変わっていないと思います。だから悪事が横行したようです。
 エアーコンディショナー、つまりエアコンも付いてる店や施設は限られていたけど当時からあったようです。マニキュアもあったようで、何だか意外な気がしてびっくりしました。うーん、いかすなあシャンハイ。


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あけましておめでとうございます

2010/01/01 21:48
 あけましておめでとうございます。皆さまのご多幸を、心よりお祈りいたします。

 昨年来て下さった方々、ほんとうにありがとうございました。
どうしたらもっと喜んでもらえるだろうか、と私なりに考えましたが、やっぱりわかりませんでしたので、今までのような感じで続けていけたらと思います。
 
 本年も、どうぞよろしくお願いします。


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 今年の年賀状です。
文字はマール社の「名画クラシック素材  花鳥風月」使用。
今年の干支のトラも年号もなんもないのは、ただ単に印刷した後思い出したという事と「レトロっぽいのとオールド上海が好き」というそれだけの理由です。彩色はソフトパステル、水彩絵の具。背景はばっちり尾形光琳ですが、私用目的だし、まぁ・・・いいかな、と。



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 こちらは趣味を同じくする、ごく少数の人用に描いたものです。といってもトレースなので、そう時間はかかっていません。画像元は・・・解る人はすごいぞ。印は上と同じくマール社「名画クラシック素材集  花鳥風月」。模様は「世界デザイン地紋 CD−ROM」使用。
 私は似顔絵を描けませんが(ぶっちゃけみんな、ほぼいっしょになるので)描いてて本当に楽しかったです。あ〜楽しい。楽しいなああ〜。えんちゃん、み〜ちゃん、みてる〜?!
 別に飲んでいるわけではありません。

 






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リバーズ・エッジ

2009/12/13 19:19
●リバーズ・エッジ    岡崎京子    宝島社

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傑作ぞろいと言われる岡崎京子作品のなかでも、誰もが「代表作」と言い切る作品。90年代はじめの「都会」に生きる高校生たちの姿を描く。
河口にほど近く、広く、ゆっくりと澱む河。セイタカアワダチソウが茂るその河原で、いじめられっこの山田は、腐りゆく死体を発見する。「自分が生きてるのか死んでるのかいつもわからないでいるけど/この死体をみると勇気が出るんだ」。過食しては吐く行為を繰り返すモデルのこずえもまた、この死体を愛していた。ふたりは、いつも率直で、「かわいい」ハルナにだけは心を許している。山田を執拗にいじめ抜くハルナの恋人、一方通行の好意を山田に寄せる少女、父親のわからない子どもを妊娠するハルナの友人。それぞれに重い状況を抱えた高校生たちがからみ合いながら物語は進行する。そして、新たな死体が、ひとつ生まれる。

本書は、93年から94年にかけて雑誌「CUTiE」で連載され、94年6 月に単行本化されたものの愛蔵版である。発表当時から多くの若者の心をとらえ、何年経ってもその評価が揺らぐことはなく、新たな読者を獲得し続けている。もちろん「若者」であっても、共感できる人もいれば、できない人もいるはずだ。

だがはっきりと言えるのは、本書が「読み物」としての興奮を存分に読者に与えてくれるものだということ。痛ましく、凄まじいこの物語に、きっちりと「おとしまえ」をつけて描き上げることのできる著者の圧倒的な力量には、誰もが魅せられるはずだ。(門倉紫麻)


ティム・ハンターの同名タイトル映画
「リバース・エッジ」をモチーフにして描かれたコミック。でもあるそうです。(同じくアマゾンの書評より)

――――――――――――――――――――
 近所の中華料理屋に行き料理を注文したら、厨房の奥から「チーン」と電子レンジの音がした。
 まあそれはさて置き本題。
――――――――――――――――――――
 随分むかしに読んだ本。前回と同じく岡崎京子漫画。その「pink(ピンク)」よりも何ともいえず、なんだか生々しい感じがして強烈に印象に残る本。これも図書館にありました。うおーやるなあ公共機関!!というわけで、お近くの図書館の蔵書検索をしてみると「うおお、こんな本まで!」といった感動が得られるかもしれません。
 
 ところで、主人公のハルナはカワイイというより、かなりサバサバしていて煙草を吸う様子がちょっとかっこいい女の子。「私には何も関係ない」といったデタッチメントな感じは、村上春樹小説の「僕」をちょっと思い出します。そのハルナが、多分かっこいいんだろうけどかなり自己中で気の毒な彼氏・観音崎君の目を避けて、半白骨化死体やモデル兼タレントの美しいこずえらを間にはさみつつ、山田君と少しずつ関わっていく。しかし・・・。といった感じの物語。ピンクよりも強烈な気がしたが、本の中の「あたし達は何かをかくすためにお喋りをしていた」とあるように、まるで自分の孤独を体現してくれているかのような、登場人物達の孤独感がちょっと切ない。両方立て続けに読むとアッパーカット2連発+人によってはひざ蹴り、といった感じで沈めます。それを望まない人は、間にギャグ系漫画をはさみましょう。個人的には「私も先輩に手伝わされてさあ、いや、知らなかったんだよぜーんぜん。アルミホイルをね、あはははははは」だなんて言っていた人や、こんなに事件は起きなかったけれど、友達と過ごす傍ら、人をうらやんだり無気力だったり、鬱々としていた高校時代やら色々なことを思い出したりしました。`94年の本。



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 また全く関係ない絵を描いてみる。スーツの模様は世界デザイン地紋CD−ROM(マール社)使用。ぺらっと貼るだけでいい感じ。便利だなあ。
 某ドラマの主人公の髪形だけをマネてみる。うーん、難しい。いやあ、実は今さら魔王(2008年、TBS)にハマってしまいまして。えへ。しっかり両足で地を踏みしめて立っているフリして、その実精神の針が振り切れちゃってるあの主人公とか、最初っからボタンをかけ違えちゃっているので、降り出しからやり直さない限りんもうどうにもならない、といった感じのああいう物語、だーいすき。
 というわけで、根が暗いんです。




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pink(ピンク)

2009/12/06 20:10
●pink     岡崎京子     マガジンハウス


 
 すげえ、この本が図書館にあった!!!
というわけで本題。

――――――――――――――――――――――――
 東京生まれ、東京育ちの主人公ユミちゃんはワニを飼っている。そのワニを食わせるためOLだけではやっていけないので、ホテトル嬢をして暮らしている。よくよく考えると本質的によく似ている仲の悪い継母と、継母の男妾(バイト)、腹違いの妹などが織りなす、ちょっと残酷な現代版おとぎ話、といった感じの漫画です。
 
 よしもとばなな氏のエッセイか何かを読んでそれで読んだ本。当時もよく呑み込めていなかったけど、今でもよくわかっていない。すみません。そもそもワニはなんだろう。ユミちゃんは「スリルとサスペンス」だと言っていた。ありふれてつまらない日常を支える、やっかいだけど無いと困るスリルとサスペンス。そのほかにも「シアワセを恐れるものは シアワセになれない」などなど、強い印象が半永久的に残る本。鬼才、という言葉を聞くと、いつもこの人のことを思い出します。1989年の本。



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 秋ももうおわりですねえ、というわけで秋っぽい絵。家の近所の公園がこんな感じでした。彩色はパステル、色鉛筆、フォトショップ。この季節になるとかなり前の歌だけど、なぜだかマッキ−の「君は僕の宝物」という歌を思い出します。うーんいい歌です。


―だそく――――――――――――――――
 つまらない日常を支えるスリルとサスペンス。紛争地域からみれば、こんな贅沢な悩みはないが、毎日が嫌でしょうがなくなる時がたまにある。あの司馬遼太郎氏だって「何もかもがばかばかしく思えた時があった」的なことを、どこかで書いていて、私だけじゃないんだ・・・とほっとしたことを覚えています。 そんな毎日を支えて、つなげてくれるものにエンターテインメントがある。
 というわけで、嵐って、いいよなあ。

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− タイトルなし −

2009/12/01 20:31
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 絵だけです。たまには肌にも色をぬってみる。
近頃紅葉がきれいですね〜。家は中部圏ですが。


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− タイトルなし −

2009/11/17 19:32
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 また絵だけです。参考文献はGakkenの「アンティークのあかりに照らされる暮らし」、模様はマール社の「世界デザイン地紋CD−ROM」使用。彩色はパステルなど。タイトルなしにしたいのに『タイトルなし』というタイトルがつくのはどうしてなのか。


 ところで、例のごとく絵にも全く関係ありませんが、「殺し屋さん」好きです。のっけから好きです。前のB.Bジョーカーも大好きでした。特に双方ともにつかみから全開!!といった感じが大好きです。筍とか後者の『それ馬糞が固まったやつだよ(うろ覚え)』とか。…どうしてこういったことしか覚えていないんだろうか私は。
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ニッポニア・ニッポン

2009/11/01 17:24
●ニッポニア・ニッポン     杉浦日向子     ちくま文庫

 
長いあいだ門戸を閉ざしてきた日本に外国からの風が吹き込む。江戸から東京へ、江戸から明治へとすべてが移り変わってゆくなかで人々は時代の波にまき込まれ、それを受け入れながら生きてゆく。現代の日本と地続きにある明治・江戸を描き続ける杉浦日向子が案内する”ニッポン開化事情”。  解説 中島梓、林丈二(表紙裏より)

―――――――――――――――――
 府中と聞くと、ふちゅうのふに小さな○をつけて「ぷちゅう」と心でつぶやき、1人で笑いをこらえている。いや、ただそれだけの話なんですが。競馬などの話を聞くと、府中駅を通過するときいつもそうやっていたのを思い出します。まあそんなくっっだらねえ思い出話はさて置き本題。
――――――――――――――――
 漫画です。なにが好きって、収録作品中の「馬の耳に風」に出てくる花魁・磯江の花魁言葉が特に好きです。「豊さんに頼まれなんしたかェ?豊さんは来さっしゃらねェのだろう!?ナニサ ソウうまい話はありんせん(以下略)」などの、いわゆる廓言葉です。歌舞伎に行くと聞ける・・のかな。行った事はないんですが。まるで江戸の町にいるような感覚が味わえて、ちょっとというより全体的にかなり不思議ワールド、といった感じで楽しいです。
 杉浦日向子氏の漫画を読むと、例えばTVの時代劇なんかでかっちかちに固まっちゃった固定概念が、さらっと崩れていく感じがします。そこが好き。ちなみにニッポニア・ニッポンはトキの学名だそうです。

 ところで、ネタばれするとこの「馬の〜」は、自分の職業がもう嫌で嫌でたまらなくなって死ぬことしか考えられなくなってしまった遊女が、あるきっかけで「ま、ぼちぼち行ってみるか」と考え方がすっと変わる、という物語。閉じこもりっぱなしで追いつめられた思考が、他の人とかかわる等の外圧によって「あれ?ナンダ、そう悪くないかも私」とうまく転換できたりもする。それには内側から応じる力が必要だけど。あと「鏡斎まいる@A」も好きです。「YASUJI東京」にも@Aが収録されているが、こちらにだけなぜかそのBがある。というわけで、あれ、@とAが重複してるな・・・って事に、今更気がつきました。



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 着物以外本との共通点はありませんが、彩色はパステル、着物の柄は「日本の染型紙文様550 デザイン素材集DVD-ROM」使用。季節感皆無な上、髪形、着物の帯幅などの時代考証さっぱりですが、副題は「姐さんの昼休み」。ウソです。
 
 ところで私は、帯の結び方や胸元の襟合わせがゆったりしている方が好きです。浮世絵なんかの、平たく言えばだるだるなあの感じです。江戸末期や明治、昭和初期の写真を見ると、晴れの日などは別にしてかなりユルい着物の着方をしている気がするので、浮世絵のあの描き方は結構リアルだったかもしれません。




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上海紀聞

2009/10/25 21:17
●上海紀聞      中川道夫著      美術出版社

内容(「BOOK」データベースより)
租界時代の遺物のなかに現代の中国人が蠢いている奇怪な情景。足かけ20年にわたる著者の上海行は、都市の歴史を冷厳に捉える確かな時と抑制された映像とを保証した。あたかも記憶のヴェールが1枚ずつ剥されてゆくかのように、写し撮られた映像は変貌する都市の複雑な素顔を垣間見せる。都市が〈人民〉を〈大衆〉に変えている。

―――――――――――――――――
 流行っているかは知らないが、体内年齢が解る、という体重計に乗って測ったところ「19歳」と出た。いえーい。ただ、試みた人間のほとんどが若干若めか若く表示される模様。 この体重計のような、他者に対する心構えは、何にしても必要な気がした。まぁそんなことより本題。
―――――――――――――――――
 これも1988年の本なので、古本でしか無い模様。図書館か古書店へGO。
 A5サイズの本で、すべてモノクロ写真ですが、字より写真の方が多くてかなりいい感じ。租界時代のレトロな上海の街並みをうかがえます。パリとかヨーロッパの裏通りのような建物に、現在(つっても20年ぐらい前だけど)の中国の人々が、ばっちり溶け込んで生活している様子が何とも言えずいい感じ。今は再開発とかで、この時代の古い建物がどんどん無くなっているようなので、大変良い資料になると思います。というわけで字の部分が1/5ほどあるんだけどまだ読んでません。すいません。えへ


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 上海といえばチャイナ服しか浮かばない私の頭はもうどうにもならない。
 彩色はパステル、服の柄はマール社の世界デザイン地紋CD−ROM.





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上海ラプソディー

2009/10/18 22:17
●上海ラプソディー―伝説の舞姫マヌエラ自伝     和田 妙子 著 


 内容(「MARC」データベースより)
李香蘭と同時期の上海租界で一世を風靡したダンサー「マヌエラ」。日本人オフ・リミットの英米・仏租界で人々に夢を与えた彼女は誰だったのか? 戦中・戦後の動乱の中、恋と踊りで輝いた著者の半生。

―――――――――――――――――――
 古本でしか無い模様。市民の本棚、図書館へGO。
 1人の人が、自分の人生を1冊にまとめた本は、ひょっとしたらその辺の小説よりすごいかもしれない、と思いました。どんな逆境でも決してへこたれず、バイタリティにあふれていて、美しく魅力的な女性、という点で「阿片茶」のビアンカ・タムを思い出す。「舞姫」と聞くと、森鴎外とか白拍子・静とかを思い出して「すんごく薄倖」というイメージが強かったんですが、案外そうでもないかもしれません。筆者の恋愛遍歴は、保守的な人はかちんとくるかもしれないが、赤裸々に書いてくれている点がすごいと思い尊敬しています。かなりのアップダウンの中、時には地の果てのようなダンスホールで働いたりしても決してめげたりせず、まるで蜘蛛の糸のようなチャンスをつかみ最大限に活用して這い上がり、上り詰める!!その様子は、今元気のない人を元気にしてくれる気がします。ぜひとも見習いたい。写真を見ると美人だし、相当モテた人だと思いますが、努力もすごい気がする。「男の人の前に寝巻姿、すっぴんで出たことなんぞ一度も無い(意訳)」という妙子氏は本当にすごいぞ!!そりゃモテて当然かな、と思います。

 ところで、芸って一体何だろか。なぜ人は、それに対して大事なお金を払うのか、といったことの本質っぽいことについて、オカマの天才振付師、パスコーラがいいこと言った。気がする。要するに学校の教科書みたいな生真面目さではなく「セクシーかどうか」ってことがカギになっているようで。何にしてもそうかもしれない。狙ってできたら世話ぁねえ、って感じですが。あとは、その芸(芸風か)が自分に合っているかどうか。難しいですね。

 「ルーズベルトの刺客」で夫の和田氏のことが触れられていて興味深い。この本によると氏は、実は日本陸軍の息がかかった工作員だったらしい。ハードボイルド系が好きな方はこちらをどうぞ。ただ、上海ラプソディーの著者・和田妙子氏とのくだりはちょっと…ソレは……といった感じで読み比べると面白いです。


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 また全く関係ない絵です。
 そういえば「揚子江は今も流れている」にもミス・マヌエラのことが一瞬ちらっと書いてあった気がする。でも「上海〜」では、なんかマヌエラ・妙子氏が行くとこ行くとこその著者・犬養健氏が必ずと言って良いほど現れていて、かなり面白い。日本へ帰国したのちもお店の常連さんっぽくなったりしていたようで、よっぽど仲がよかったのか、それともよっぽど好きだったのかどちらだろうか…、と余計なことを考えて面白がっています。
 
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− タイトルなし −

2009/10/04 21:44
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 文章サボって絵だけです。彩色はパステルと色鉛筆。
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− タイトルなし −

2009/09/28 11:16
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絵だけです。彩色はパステル、水彩絵の具です。
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夕凪の街 桜の国

2009/09/15 19:06
●夕凪の街 桜の国     こうの史代著    双葉文庫



出版社 / 著者からの内容紹介
昭和三十年、灼熱の閃光が放たれた時から十年。ヒロシマを舞台に、一人の女性の小さな魂が大きく揺れた。最もか弱き者たちにとって、戦争とは何だったのか、原爆とは何だったのか…。著者渾身の問題作。第9回手塚治虫文化賞新生賞・第8回文化庁メディア芸術祭大賞を受賞。


―――――――――――――――――――
 私が本を読むのは知りたいことがあるので調べる、という理由もありますが、まず第一に「助けてもらいたい」からであったりします。「え、何を?」ともし問われたら答えに困ってしまうのですが、この表現が一番しっくりくる気がします。
 
 
 1話目は昭和30年代の広島、2話目からは昭和、平成の東京が舞台となる、1945年(昭和20年)8月6日のヒロシマに端を発する物語全3話(漫画)です。書評は本当にたくさんの方がされているのでそちらにお譲りしたいと思います。
 
 私は3話目で助けてもらえた気がしました。どんな教科書通りの反戦イデオロギーも、エンタメめいた正義の演説もこれにはきっと敵わない。そういえば、確かONE PIECEの人の短編集でも見開き1Pで泣いたなあ・・。仏ゾーンの「そんなのやだな(多分)」という1コマにもぐっと来た。頭の中が、懐かしいところでいう脳内メーカーの「悩」でぱんぱんだった時も助けてくれたのはるろうに剣心っていう少年漫画だった。視覚と思考に直に訴えかけてくれるから頭の中にすきまが無くなってしまったときに本当に助けてくれるのだ。そういえば、「え、これほとんど全部じゃん?」などと勝手に思った鋼の錬金術師第一話の、女の子の最後の1コマのことを考えるたびに「漫画は小説を超えた」とおっしゃったO氏の言葉を思い出す。あれ、なんだか全部少年漫画だな。あ。その言葉は私が言ったわけではないのでご了承ください。
 とにかく「そうだ、だから私は漫画のことが好きだったんだ」と思い出すことが出来ました。
 
 ・・・なんだかあとがきを読むと、私は全く違うところに反応してしまっているようなので、その辺は後のひとりごとで書きたいと思います。



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 この物語に関連付けた絵を描こうかと思いましたが、ちょっと恐れ多くてやっぱり描けなかったので、タイトルの桜から思い浮かんだ絵を描いてみました。もともとこのブログは「字、ばっかりじゃあな。」と、本を読んで浮かんだり、本とは関係ないところで浮かんだりした絵を好き勝手に描いて載せてみる、というゆるゆるな趣旨で始めたものですので、その点はご容赦ください。


―ひとりごと―――――――――――――――
 1945年8月、小さな人工の太陽が広島と長崎の上空で一瞬、輝いた。私たちになじみの深い、あの空に輝く大きな太陽は奇跡的なほど絶妙な遠い位置にあって地球上の万物をはぐくんだが、その小さな太陽の製造目的は、対敵国と定めた地域に生息する人畜・建築物を、いちどにより多く殺傷・破壊することただ1点のみだった。この本でも触れられている「放射能による後遺症とその遺伝性」が最初から主眼にあったかどうかはわかりません。でも全く知らなかった、という事は無かったのではないかと思う。
 とにかく、当時のアメリカ合衆国の国力と科学力の粋を結集した結果がこの原子爆弾(原爆)だった。自然の太陽のことを考えると、これほど不効率な話は無いと思う。国家とか大きな団体が、正義だとか崇高な理念だとかキレイ事を言い出し、なんだかわけのわからない情念めいたもので一直線に行動しだしたら「あ、ちとヤバイかもな」と疑ってかかったほうが良い、ということを、戦争というものは特に教えてくれているような気がします。
 この物語は、その一瞬の出来事が普通に生きていた一般の人々にどのようにのしかかっていったか、ということを丁寧に、優しく綴った物語でもあると思います。

 
ーーーーーーーーーーー

 実は昔、原爆に関係した漫画を、身の程知らずにも描こうと思って調べてみたことがあります。どんな小さな図書館でも1冊ぐらいは関係資料があると思いますので、調べてみたいと思った方はぜひどうぞ。地獄というものは、あの世ではなくこの世にあるんだ、という事が写真資料で見ることができると思います。でも、地獄草子などでもわかるように、なんだか仏壇の中身みたいなステレオタイプの極楽の絵よりも、そちらの方がよりぐっと真に迫るものがあることを考えると、規模の差こそあれ「地獄」に関するイメージとか状況は、昔から人の身近にあったのかもしれません。

 ええと何の話だったっけか、ああそう、漫画だ。
 
 そう多くはありませんが、原爆の本を読んでいたときに、アメリカ側が撮った被爆地の写真と日本側が撮った写真の温度差に驚いたことがあります。日本は被爆し苦しむ人々の写真が多く、アメリカは主に建築物などの破壊状況のレポート、といった感じだったと思います。被害者と加害者の心の温度差、でしょうか。
 日本側の資料から入った私は、最初の方こそはあまりに酷なので涙ぐんだりもしていました。が、しばらくうちに感覚が麻痺して来、そしてその状態でアメリカ側の資料に入ったときに一緒になってその威力に「感心」している自分が出てきて、すごく驚愕したことを覚えています。つまり、時と場合によっては自分が何をするのか、どう転ぶのかが全くわからない。それから私は、自分のことを100%信用する、という事をやめることにしています。
 
 こういったわけで、小学校高学年ていどの優等生ぶった教科書通りの反戦イデオロギーしか持ち合わせていなかった私に、原爆をテーマにした漫画など描ける技量も資格も全くなかったというわけです。自分のことと、自分の手元に手繰り寄せることの出来ること以外は描くことは出来ない、ということがよく解りました。その点、今パンドラという雑誌に描かせてもらっている「はなはな」という漫画の主人公モモちゃんの、情けないところと不憫なところとバカなところは、まぎれもなく私自身のものですので、楽しんでいただけるかどうかは解りませんが、許してもらえはするかな・・、と勝手にちょっとそう思っています。

 でも、このときに思ったことを(多分)、暗いし長いしきついし見る人によってはグロいらしいし面白くもないから自費出版でもなんでもいいので1冊の漫画にできたらいいな、と常々思っているのですが、なにしろすべてにおいて企画設定がゆるいので、肝心のお金がちっとも貯まらない・・。あ、そういえばペンタブ壊れたんだった。ひええ。また安いの買うとすぐダメになるし、あああああもう。あ、そうだ、同人誌という手段もある。う、友達がいない・・・。 よってシステムがよく解らない。
 ・・・なんだかすごく前途多難だけど、まあ、いっか。

 というわけで、ではではまた。











夕凪の街 桜の国 (双葉文庫)
双葉社
こうの 史代
ユーザレビュー:
一言だけ…本作は映画 ...
名作広島の原爆の被害 ...
敢えて作者に申し上げ ...

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パンドラ Vol.4

2009/08/21 11:19
●パンドラ Vol.4    講談社

内容紹介
講談社BOXマガジン「パンドラ」登場!
小説・批評・ノンフィクションが渾然一体となった講談社BOXマガジン。ますます充実の内容で、“ゼロ年代”の次を担うエンターテイメントを世に問う!

――――――――――――――――
 小林エイの名前で漫画を載せていただきました。8Pの学園物ショート・コメディで「はなはな」というタイトルです。不束者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、私の住む中部圏では去年ほど殺人的な酷暑ではないようですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。インフルエンザが嫌な感じで流行っているようですので、体調を崩されませんようご自愛ください。私はと言うと、この話の流れに全く関係ありませんが、買って半年もたたないというのにペンタブが壊れました。敗因は大した用もないのに必要以上に酷使したことと、不注意で床にぶつけたこと、あとは最初から安かったというのにまたさらに30%オフだったことかな・・、と。安いからには訳があるのか私に問題があったのか。・・両方ですかね。
 

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残暑お見舞い申し上げます。

2009/08/15 11:25
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 残暑お見舞い申し上げます。今回は絵だけにしてみました。なぜか舞妓さんです。参考にしたのが、家にたまたまあったこれまたなぜか「猫びより  bR6(2007年11月号 日本出版社)」。この本の舞妓さん(と猫。猫は割愛)は真っ青な着物がとても涼しげだったから描いてみようと思ったのですが、どういうわけか水色になりました。
 ところで全くの余談ですが、勝手に家に来て臭いうんこやおしっこをし、おまけに鳥を狙うので猫は苦手なのですが、猫の写真を見るのは好きです。
 
 それでは暑い夏、皆さま、暴飲暴食や熱中症などにはくれぐれもお気をつけください。私の家はクーラーなしなのでちょっと持つかな・・。といった感じです。

 
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コンプレックス

2009/07/31 09:00
●コンプレックス    河合 隼雄 著    岩波新書


内容(「BOOK」データベースより)
「コンプレックス」という言葉は日常的に用いられるが、その意味を正確に理解している人は少ない。それは、現代なお探険の可能性に満ちている未踏の領域、われわれの内界、無意識の世界の別名である。この言葉を最初に用いたユングの心理学にもとづいて、自我、ノイローゼ、夢、男性と女性、元型など、人間の深奥を解き明かす。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
河合 隼雄
1928年兵庫県に生まれる。1952年京都大学理学部卒業。1965年ユング研究所(スイス)よりユング派分析家の資格を取得。専攻は臨床心理学。現在、国際日本文化研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

―――――――――――――――――――――――
 コンプレックスとは、葛藤をひきおこし自我の主体性をおびやかすものである。自我は、一個の人格をもったものとして意思決定が出来、また運動能力と結びついている。 (このほか自我の上(奥か)に「自己」というものがあるようです。本書より意訳)

 誰もが持つコンプレックスというものの説明から、それと人の心との関係をわかりやすく説明してくれる本。学校・職場恐怖症、またはノイローゼ(神経症)などの悩みを持つ人には(持たない人でも)何らかの道筋が見えてくる本かもしれません。かといって、自分の持っているコンプレックスを克服するにはそれと対決する覚悟と、打ち勝つ自我の強さが必要。自己実現とは、コンプレックスから逃げたり先送りしたりすることなく、それとの対決を通じて自我の力をだんだんと強めていくことである。少年漫画の主人公が、より強力になって次々と出てくる敵に勝てるように一生懸命修業したりすることと似ているような気がします。個人的にコンプレックスに乗っ取られたぐだぐだな自我が服着て歩いているような私ですが、読んでよかったと思っています。それを克服するための課題は山積みなんですが。
 ねこだまさんから教えていただいた「影の現象学」のとなりにあって、若干ページ数が少なかったのでこちらを最初に読みました。どちらもばっらばらだったパズルが出来あがっていくような感じが味わえてすごく面白かったです。教えていただいてどうもありがとうございました。

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 斎藤和義の名曲中の名曲「歌うたいのバラッド」のなかの『気になるからいこうよ』という部分をちょっと想定して描いてみました。でも嵐の名曲EverythingもちょっとBGMにしてしました。特に『この長い坂を〜』というところが好きです。いい歌だなあ。


―つけたし――――――――――――― 
 コンプレックスは、個人的体験と関連して自我によって抑圧された内容のものが多いようで(ユング「心の構造」)、普段は無意識の層にあるが、ふとしたことで表に出てくる。学校に行かなければいけないのに行けない、職場に嫌いな人がいてンもうどうしても――といった弊害が出てくるのは、普段は心の底のほうに複雑にからみあい、わだかまっている、●●コンプレックスというべきものが表に出てくるからである、と言える。だが、コンプレックスは一概に悪い面ばかりではないし、それに誰もが持っている。それを乗り越えたときに自我は成長し、発展することができる。乱暴に例えると、我々の自我は、少年漫画などで段階踏んでどんどん強い敵が出てくるのを倒していきながら成長していく主人公、といった感じでしょうか。第一回WBCも、アメリカ人審判・ボブ(敵)がいたからこそ日本的には大成功だったように、障害がないと全く盛り上がらないのはすべて同じなのではないかと思います。乗り越えるのは大変なんてものじゃないけど。
 でも、あんまりにもしんどいからと言って、そのコンプレックスとの対決から逃げたり、ほおっておいたりするとこれまた大変なことになる。自分(自我)の安定のためだけに、他人や社会などにその重荷をなすりつけたりすると犯罪者になったり、放置すると病気になったりする。秋葉原の事件も、2009年の大阪の放火事件なども、ちょっとそんな気がしますが、どうでしょうか。
 
 ところで、コンプレックスを持つ、ということは、必ずしも劣等性を意味するわけではないようです。例えば、劣等感コンプレックスを持っているからと言ってその人が本当に他人よりも劣るのか、と言ったら必ずしもそうではない。主観の問題。そういえば、源氏物語の紫の上も劣等感コンプレックスだったかもしれない。容姿端麗、才色兼備、性格も良し、身分も妾腹だがまあ高いほう、というはたから見れば文句のつけようもない彼女も、夫の源氏が彼女を裏切ったのを契機に「私の存在って、なに」→「私って、つまらないなあ」といった劣等感コンプレックスといったようなものが表面に出てくる。だが、時代が時代だけに夫に詰め寄ったり、家出したりするわけにもいかずそれを放置、というよりムリヤリ心の奥に閉じ込める。そしてそれは、自我の全くしらないところで年月をかけて肥大化し、心を蝕み、最終的には病気になって弱って死んでしまうのだ。コンプレックスとの闘いは、別に今に始まったことではない永遠の課題なのかもしれません。




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どこかにいってしまったものたち

2009/07/21 21:00
●どこかにいってしまったものたち     クラフト・エヴィング商會 著    筑摩書房


内容(「BOOK」データベースより)
本書には、「クラフト・エヴィング商会」の長くて風変わりな歴史が、さまざまなかたちで封じ込められてもいます。本書は、著者が取り扱ったものたちの中で、さまざまな理由により「今は存在していないもの」すなわち「どこかにいってしまったものたち」のデータだけを、まとめたものです。

内容(「MARC」データベースより)
明治から昭和20年代まで、珍品を商ったクラフト・エヴィング商会の「3代目」が、商品の解説書や宣伝用のチラシなどを再現。架空の書物や地図、機械など、不思議な品を紹介する空想博物館。


――――――――――――――――
 「不思議の品売ります」を謳い文句に、明治、大正、昭和とかけて続いてきたというクラフト・エウ゛ィング商会。なかでも先代がまとめておいたという、商品断片やイラスト、パッケージ(とってもレトロですんごいおしゃれ)など形跡のみを残してどこかにいってしまった「不思議なもの」を考察する…というか想像する、という、考えようによってはこれ以上素敵な本は無い、というぐらい楽しい本です。その「不思議なもの」は過去・現在どこを探してもありませんが、だからこそその不思議なものは自由自在。つまり、例えば大好きな小説を映画化されて「ふざけるな」とか「イメージが違う」等といったことが決して起こらない、というわけです。起こりようがない。かといって、自分でどうにかしようと思っても、出来上がったらどうにもズレが生じたりするという場合もありますが、そんなジレンマからさえも自由。心の中の像は、真に自分だけのものである。
 個人的には空中寝台あたりまでダマされていました。馬鹿です。流星シラップソーダ、人造虹製造猿、水蜜桃調査猿(猿多いな)、空中寝台が欲しいです。欲しい。



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 その時代っぽく?してみました。






どこかにいってしまったものたち
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CHANEL Fashion Review Paper Dolls in Full Color

2009/07/12 14:14
●Chanel Fashion Review Paper Dolls in Full Color      Tom Tierney 著


内容説明
The essential little black dress, the elegant suit with the gold-buttoned jacket, the freedom to wear slacks — modern women still draw upon the innovations of Gabrielle "Coco" Chanel. This collection features 3 dolls and 28 authentic costumes that illustrate Chanel's haute couture history and the enduring appeal of her designs.→翻訳はお手数ですがこちらでどうぞ。

――――――――――――――――――――
 1910〜1960年代におけるシャネルの代表的なフルカラー・イラスト作品集。洋書。とはいっても英文は、それぞれのイラストにつけられた年代などの短いキャプションぐらいなので、絵本感覚で楽しめます。個人的にブランド物に縁がありませんが、お手頃価格でちょっと優雅な気分に浸れます。特に1920〜30年代のものは今着てもおかしくないかも、と思うぐらい素敵です。同種でクリスチャン・ディオールなどもあるようです。切り抜けばペーパードールとして遊ぶことが出来るようですので、2冊購入して1冊で遊ぶ、という方法も・・あるのだろうか。A 4サイズ32P。

画像
 
 本の中から、1931年のアメリカ映画 「Tonight or Never(今宵ひととき)」 主演のGloria Swanson グロリア・スワンソン のためにデザインされたドレスのようです。オリジナルはもうちょっと落ち着いた深い紫色でベルベット調のドレスでした。同系色のカラータイツ(ストッキング?)をはいていましたが割愛。

―だそく―――――――――――――
 洋書は日本円に換算してもそう大差なく買えますが、中国の本は日本で買おうとすると高い…。現地に行くことを考えれば安いのだろうけれど。








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家族になったスズメのチュン

2009/06/30 10:15
●家族になったスズメのチュン―森の獣医さんの動物日記     竹田津 実 著    偕成社

出版社/著者からの内容紹介
獣医一家に瀕死のところを助けられたスズメのチュンは、すっかり元気になるが・・。

内容(「BOOK」データベースより)
スズメのチュンは、ヒナのとき、死にそうな状態でひろわれて、獣医の竹田津先生のところへ持ちこまれました。すっかり元気に成長して、家族の一員となったチュンは、どうやら、自分を人間だと思っているようです。小学中級以上。

――――――――――――――
 ほとんどの漢字にふり仮名がふってある児童書なのですが、いちばん身近な野鳥なのに、案外知っていることのほうが少ないスズメの魅了満載で、子供から大人まで楽しめます。なにしろ私はスズメが好きです。「雀の本なんて、ないよなあ」と半ばあきらめていましたが、検索単語を漢字の「雀」から「スズメ」に変更したところけっこうある・・・。
 それはさて置き、この本の主役であるチュンくんと竹田津夫妻のおかげで、スズメの求愛行動や巣作りなどいろいろなことがわかります。習性はもとより、チュンくんが喜んだり怒ったり、がっかりしたりする様子が著者の目を通してこちらに伝わってきて「スズメも人も同じだよなあ」と思いました。あとは自傷症状を持つキタキツネのメンコが気の毒な気がして印象的でした。
 カラーではありませんが、チュンくんの写真もけっこう載っていて、スズメ好きにはたまらない一冊。文庫もあるようです。


●わたしのスズメ研究    佐野昌男著   さ・え・ら書房
 日本のスズメを中心に、日本や世界の各地をまわり、スズメやその親戚?であるイエスズメなどの研究を地道になさっている佐野氏の本。こちらも児童書ですが、営巣、産卵などの繁殖習性や食物、移動や寿命などものすごく本格的。「あー巣のなかはそうなっているのね」といった事がよくわかり、とても面白い。あとは、普段何気なく目にするスズメも、ひょっとしたらあの小さな体で親元を離れて遠い県外からやってきたスズメかもしれない・・、などと思うとかわいさ倍増。表紙をはじめとする写真と絵がかなりツボです。



すずめSOS(本ではありませんが・・) 
 スズメのヒナをひろってしまった!!、などの緊急を要する実践的な対処法を知りたい方は、こちらをどうぞ。



画像
児童書だから、というわけではありませんが、女の子とスズメ(一応)。ちょっとスズメがデカかったか・・・。




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たかがスズメと言うな ...
動物の無限の可能性す ...
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そらまめくんのベッド

2009/06/06 13:00
●そらまめくんのベッド      なかや みわ 著      福音館書店

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頭に黒いすじのある、楽しい形のそらまめくん、ぷちぷちとした小さなグリーンピースくんなど、色も形もかわいらしいおまめくんたちのおはなし。
 そらまめくんのベッドというのは、中に白くてふっかふかの綿が詰まったそらまめのさやのこと。ほかのおまめさんだって、そのふかふかベッドにちょっと寝てみたいんだけど、そらまめくんはだめ、と言う。ほかのおまめさんたちはむっとしただろうに、そんなことはおかまいなし。

 ある日、その大切なベッドがなくなってしまう! ベッドを探しににいったそらまめくんは、ちょっと不思議で、それはそれはすてきなものを見る。

 おまめさん、まめのつる、くさむらの緑、月夜の光の下の緑など、緑にあふれる絵本。読んであげるなら3歳から、自分で読むなら小学1年から。(小野ヒデコ)


―――――――――――――――――
 とってもいいなあ嵐の新しい歌。買っちゃおうかなCD。
 まぁそれはさて置き本題。
―――――――――――――――――
 
 「私は今まで、自分のためだけではなく、人のために何かしてきただろうか」 と身につまされる本でした。かわいい表紙を見て手に取った時は、まさかこんな感想を抱くとは思いもよらなかった。ある段階まで実に利己的なそらまめくんに、自分が見えてすごく痛い・・。でも、かわいい絵柄がやさしく「こういうことしちゃ、だめよ」と諭してくれます。絵本っていいなあ。結構前の本らしく、続編やぬいぐるみなどの関連商品がある模様。ミニぬいぐるみでも買って戒めにするかな・・。


画像

 豆の時期と言えば5月→さわやか。というわけでさわやかっぽい女子高生を描いてみました。決して集客率を高めようとか高めたいとかそういったことをもくろんだわけではありません。多分
 

―だそく――――――――――――
 私が今まで利己的だった罰は、真綿で首を絞めるように、か、でかいフライパンで頭ガツン!といった感じで来るかはわかりませんが、今までもそうだったけどこれからもたぶん受けると思います。でも、こんな「私生活罰あたり人生」を歩む私でも、これからはその受ける罰をちょっとぐらいは減らしたい・・。なんだよ結局自分のためかよ、といった話はこの際置いておくとしても、この私が「世のため人のため!!」なんて急にいきり立つと周りの迷惑になると思うので、念頭に置いて、静かに頑張りたいと思います。
 ところで、この本の表紙を見たときに心の片隅でではありますが、「そらまめって、うまいよなあ」と少し思ったことも事実です。ごめんなさい。でも豆ごはんも、うまいよなあ。あと青煮。









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江戸吉原図聚

2009/05/20 11:14
●江戸吉原図聚     三谷一馬著       中公文庫

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
江戸風俗画の研究と模写に打ち込んできた著者が、肉筆浮世絵、版画、黄表紙や洒落本の挿絵など、全盛時の吉原を描いた二百五十余点の絵画資料を精確に復元し、それぞれに平易な解説を付す。登楼のしくみ、廓内の風景、遊女の生活と風俗、吉原の年中行事など、いまは失われた吉原遊廓の全貌を鮮やかによみがえらせる画期的労作。

【目次】(「BOOK」データベースより)
登楼/廓内/妓楼/遊女の生活/年中行事/遊女の風俗/吉原風俗


―――――――――――――
 美しく精緻な線で描かれる江戸・新吉原の内外。女性が本当ににきれいです。カラーではありませんし、文庫サイズなのでちょっと絵が小さめかな。。とは思いますが、遊郭、遊女はもちろん、遊客や、遊郭にかかわって働く男衆なども生き生きとしていて、見ていても非常に楽しい。吉原の資料としてもとってもいいと思います。このような三谷一馬氏の本は、江戸時代(周辺)シリーズ?のようになって結構たくさんでているようです。江戸時代に興味のある方もそうでない方も、ご覧になるととても楽しいと思います。ところでこの本のテーマは吉原ですが、R指定的表現はありません。念のため。
 あと私が他に持っているのは「江戸商売図絵」で、こちらも中世の職人歌合せ時代から時を経て、もんのすんごく細分化されて多岐にわたった職種の数々を堪能できます。

画像

 P.596より。振り袖新造。あんまり様子と着物がきれいだったので、まねしてみました。着物柄は和風レトロ地紋CD-ROM使用。「ぱっと見それとはわからないぐらいに加工して、さりげなく使うのがポイント」とこの本にありましたが、私はまだまだ初心者なので、ばっちりわかる感じではっつけるだけがやっとです。もう少し、頑張りたいと思います。一般的な吉原の遊女のイメージといえば、たぶん歌舞伎などで有名な傾城「揚巻」。こちらは簪などがたくさんついているので今回は見送りました。。


―追記 ―――――――――
 むかしから、遊女と聞くとけっこう過剰に反応してしまうぐらい好きでした。同時代の一般女性に比べて、出で立ちが大変きれいだからだと思います。そのほかにも、どう考えても幸せとは言い難い、彼女たちの生い立ちと行く末などを考えたりしてしまうからかもしれません。不幸こそが物語なのかもしれませんが、当人にとってみれば悲惨でしかない。のかもしれない。
 樋口一葉の「にごりえ」で、主人公お力が「これが一生か、一生がこれか、ああいやだ。人の声も物音もしない、どこかうんと遠くへ行ってしまいたい(意訳)」といったことを思うシーンがあります。ネタばれになりますが、彼女のその望みは「昔の男に殺される」という最悪の形でしか叶いませんでした。売春制度をささえるのは貧困、つまり貧乏・・。一葉女史も金銭面でかなり苦労をした人らしいので、その点に自分をみたのかもしれません。ちなみにこの「にごりえ」や、女史の代表作「たけくらべ」などは青空文庫で無料で読めます。
 一方、杉浦日向子氏の漫画にでてくる遊女は、けっこうたくましい人も多かったりします。実際はどうだったのでしょうか。

 
 

江戸吉原図聚 (中公文庫)
中央公論社
三谷 一馬
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吉原の『百科事典』江 ...
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おしゃべり用心理ゲーム こわいの巻

2009/05/14 23:00
●新装版 おしゃべり用心理ゲーム   こわいの巻       パキラハウス 著      阪急コミュニケーションズ

内容(「BOOK」データベースより)
自分を知るということは…?いろんな人の、いろんな秘密がわかってしまう!?驚愕の第3集。

―――――――――――――――――
 「自分がどうしてその人や物を好きなのか、または、どうして嫌いなのか」といったことの回答を得たような気がした、最初の本だった気がします。 
 かなり前から家にあり、妹か私が買ったのかももう忘れてしまっていましたが、ずっと持っていました。「これずいぶん前からあるし、もうどうっしようっか〜な〜」と思うたびに開き、そのつど「こりゃ処分できない」と思いとどまっていた・・、つまり、内容がとても好きなのです。手元の本は発行元がTBSブリタニカ・初版1990年となっていますが、今は阪急コミュニケーションズと変わっています。長く読み継がれるからにはワケがある、ということで、ちょっとしたコーヒーブレイクと思っておもしろおかしく読んでいたら、急に頭ガツンとやられてしまうような、結構深い自分探しの旅、いかがでしょうか。
 「反応するからには、自分の中にワケがある。」この本読んで、そこらへんの掲示板や現実世界なんかで悪口ばかり言っている人をあらためてみてみると、「腹たつ〜」以外のちがった見方ができるようになるかもしれません。
 「字いっぱい詰まっている本苦手・・・」という方も大丈夫なくらい、ところどころ余白がすごく多かったりします。お友達や周りの人と盛り上がれそうなものもあります。逆もあったりしますし、時には「え、そんで終わり?」といった感じのものもあります。3部作のようですが、これしか知りません。ごめんなさい。


画像
シャープペンで描いてみました。なぜかマギー審司を思い出しました。あの耳ほしいな。


―だそく―――――――――――――――
 持ってる本は、昔私が描いたへえええったくそなえんぴつ描きの絵がところどころ落書きしてあったりもします。まあ今でもそう、アレだけど。こりゃ古本屋には売れない・・・。いや、ということは、やはり私の本か。





新装版 おしゃべり用心理ゲーム こわいの巻
阪急コミュニケーションズ
パキラハウス
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世界デザイン地紋 CD-ROM

2009/05/10 16:37
●世界デザイン地紋CD‐ROM―EPSアウトライン・スウォッチ・GIF・JPEGデータ収録     大室 はじめ 著    マール社

内容(「BOOK」データベースより)
本書は世界のパターン文様の素材を収録したデジタル素材集です。柄は世界の地紋の中から特に需要が多く使いやすいものを厳選収録。EPSアウトライン・スウォッチ・GIF・JPEGという便利な4つのデータ形式で1863点収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大室 はじめ
本名、大室一。54歳。1952年12月生まれ。1971年春(株)宮島捺染型入社(東京)。1972年KFS(講談社フェーマススクールズ)受講。公募で多数の受賞得る。1973年日本美術学園(通信教育)受講。1982年(株)宮島捺染型退社。福島(船引町)へ帰省し、屋外広告のデザインをさせて頂きながら、2年間独学でイラスト制作に励み50数点仕上げる。1984年フリーのイラストレーターとして営業活動を始める。1986年デザイン&イラスト制作の場として『大室デザイン室』を設立。現在、船引町(福島県)在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

――――――――――――――――
 大した用も環境もないくせに素材集が大変すきです。はい。特に日本の文様!というだけで手に取ってしまいます。大抵買えないけど。この本は伝統的な日本の柄を筆頭に、世界各地のよく使われている・又は使われてきた(多分)柄がPCで使える素材として大集合。画像ソフトで配色や透明度に変化をつければバリエーションが無限大に・・・!一つ欠点があるとすれば「使いこなせるかな・・ワタシ」という1点ぐらいかと思います。他にも和文様オンリーの「和風レトロ地紋 CD-ROM マール社」があります。

 ところで、あんまりにも画像がたくさん入っているこのCD-Rを開こうとすると、動かなくなる等ところどころ不具合を生じる、という家のPCは、やはりマズイのだろうか。


画像
収録画像を加工(工程を思い出せない)・使用してさわやかっぽくしてみました。

ー追記――――――――――――――
「ブログをつくりたい!!―はじめるのはとっても簡単、やればやるほどおもしろい」 成美堂出版
  最近この本を読んだりしてブログのタイトル部分などをいじってみました。全体的にいじろうと思っていましたが、案の定力尽きました。皆さんは、私の分までがんばってください。
 けっこうながいことこのブログをたらたらと続けていますが、ブログパーツの存在をこの本で初めて知ったりして(遅)とても参考になりました。しゃべるくまとパンダを設置したり、定時になったり文字盤をクリックしたりすると踊る小人がでてくる時計などです。タダだからといってパーツをあんまり増やすと、くまが不具合を生じることがわかりました。ちなみにあのくまは、あんまりクリックしてしゃべらせるとのびたりします。うーん、かわいい。ところでドアラのブログパーツって、ないだろうか。

 それにしても今日名古屋はあっついです。ああ、またエアコンの無い夏が来る。



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京の庭師と歩く京の名庭

2009/04/30 21:35
●京の庭師と歩く京の名庭   別冊太陽 (別冊太陽―京の庭師と歩く)    小埜 雅章 著

内容(「MARC」データベースより)
京都を本拠地としている庭師・小埜雅章を水先案内人として、平安神宮、桂離宮、平等院、金閣寺、西本願寺など38か所の作庭作法や技術、歴史的背景、石や植栽の配置ほかを紹介。

―――――――――
和田さあーーん(中日)!!
さて本題。
―――――――――
 庭が好きだ、京都が好きだ、寺や苔が好きだ。実は最近疲れている。といった方々にも大変いいような気がします。特に宝泉院客殿からの写真は必見。西芳寺(苔寺)などの木々のみどりの美しさは、疲れている時に見ると本気で涙がにじみます。個人的には竜安寺石庭がすきです。あそこで1〜2時間ぐらいならぼーっとしていられます。一人で。
 京都に住みたい。あんな庭がほしい・・。と妄想が深まり、いや、癒されます。

画像

 日本庭園といったら和服しか思いつきませんでした。着物柄は「世界デザイン地紋 CD-ROM(マール社)」使用
 アルバムの柄ちがいは「和風レトロ地紋 CD-ROM」使用。







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転向研究

2009/04/27 21:01
●転向研究     鶴見 俊輔 著     筑摩書房


内容(「BOOK」データベースより)
前代の走者が迷いつまずいた地点から日本人の思想を問いかえす。

――――――――――――――――
 定額給付金とエコ減税やらなんだかんだの次は、忘れたころに大増税ですから。ざんねん。
あれ、なんだか懐かしい気がする〜〜。あると思います。
 まあそれはさて置き本題。
――――――――――――――――
 
 ここでの転向とは、『権力によって強制されたためにおこる思想の変化』である。

 権力とは主に「国家権力」を指し、強制とは、権力が服従を要求して特殊手段に訴える事である。その手段は、この本の中では投獄、処刑、ごうもん等の暴力だけでなく、利権の供与とか、マス・コミュニケーションによる宣伝などのような間接的な強制もふくまれる、とある。つまり、たたいたり蹴ったりして言う事を聞かせるだけではなく、「この役職あげるから、言う事聞いてね♪」とか、巨大資本などが「こういった風潮に、世の中なればいいなあ」などといった意向か国家と申し合わせているかは知らないが、お金にものを言わせて新聞、TVなどの報道を操作したりすることである。ペンは剣より強しとはいえ、「お金」という首根っこをつかまれてしまえばグウの音も出ない。今だって、ひょっとしたら結構そんな感じかもしれません。なんだか最近報道、ヘンだなあ・・・、とか。ちょうど良い具合に不況ですしね。

 さて本書。主に、太平洋戦争下に軍部などの圧力によって生活を守るため(というより主にその地位と生活水準を守るため)に「戦争ハンタイ」が「大日本帝国、バンザーイ(戦争サンセイ、鬼畜米英)」に変わり、アメリカの占領下で「アメリカ的民主主義、サイコー」と変わってしまった人々、特に政治家、知識人など一般民衆に影響を与えた人々の思想の移り変わりを、できる限り公平に、冷静沈着に研究した本。とはいえ、やはり根底にあるのは「許せなかった」という強い感情だったそうです(「戦争が遺したもの」より)。自己防衛は本能とはいえ、逃げる事も出来ずに「私は貝になりたい」のように、置いてけぼりになって割をくった庶民のことを考えると、かなりやり切れない。「守る」とはどういうことか、という事を教えてくれているような気もちょっとします。
 でも近衛文麿は「お坊ちゃんが軍部の圧力でハイハイと苦もなく転向」と勝手に思っていましたが、生い立ちなどがあまり幸せとは言い難く、意外な気がして興味深かったです。

画像
絵は問題の時代に合わせて1940年前後っぽくしてみました。

 
ところで、この本で見えてくるのは人の権力欲、とでも申しましょうか。『日本の支配体制内で地位をあげるということが、そのままなしくずしに転向をうみ、その逆に支配体制内で地位をあげることのできない不満が逆転向および非転向をうむという事情が、明治以来今日まで一貫してある。(本文より)』幸徳秋水でさえそうだったらしいです。
 明治維新はトノサマ政治の打破だったはずですが、切れてるようで実は脈々と繋がっている今の政治は、2世、3世、4世と繋がっていくであろうトノサマ政治に他ならない、ということを考えると、実はただ単に、成り代わりたかっただけ、という部分が根底にあったのかもしれません。
 でも、自分自身を振り返ってみるとどうだろう。私は国家権力に属した事など全くないし、残念ながらその予定も全く無いので「こっかなんてーさー、しょせん人工の最たるもんじゃーん。ぜーきんかえせ」等とぶつくさ文句をいっていますが、もしそっちがわに便宜をはかってもらったり、恩を受けたりしたとしたら「国家、バンザーイ」に変わるのかもしれません。いやあねワタシって。
 
 こんな事を平気でぶつくさ言っていられるだけまだ幸せなのかもしれませんが、でも、この先どうなるか解ったもんじゃないし。この本の掲げた問題を「まあまあいーじゃん今更さ」とうやむやにし、ほったらかしてきたツケで「うおあっ、無責任社会!」といった感じになっている、とも言えますが。
 まあそんなこんなで「もしかしたら」のネガティブ自分探しの旅。いかかでしょうか。1976年に出版された本なので古本でしか無い模様。でも図書館にはあります。「転向再論」 (鶴見 俊輔 ・ 鈴木 正 ・ いいだ もも 著)という本が比較的最近出ているようですが、未読です。すいません。


―だそくのひとりごと――――――――――――――――
 消費税上げるの、やめてほしいです。画材なんかが上がると貧乏人の私は、いつもダメだけど、さらにもうダメ〜。といった感じです。他の支出を削ってください。お給料、たくさん貰っていただろうになんで再就職(天下り)なんて必要なの。。。ぶつくさ。イイナー、巨額の退職金。
 
 
 最近「落ち着いてください!普通に生活してください!!」と叫びつつ人が見ていたTV番組を急にぶっちり切りやがって、終始自身が一番落ち着いていなかったり(結果誤報)、人が殺される・その兆候がある・あるいはあきらかに変死している、等本気でおかしいと思われることにはかなりの無干渉で、酔ってハダカになるという軽犯罪中の軽犯罪者を逮捕(! 普通一晩留置所にいる程度で済むのでは)した上家宅捜索(!!  え、尿検査は?)しちゃったり、挙句の果てにマスコミは「なんか最近、年金のこととか前ほどやかましく言わなくなったなあ〜・・、あれ?おんなじよーなことやってたみたいな一方の与党の人は?報道とかなし?」等と思っていたら、そのハダカになったという軽犯罪容疑者を執拗にヘリで空撮。。。となんかヘン。
 この気持ちの悪い不公平、不均衡のうらにはいったいなにがあるのかな・・。などとろくでもないことをつらつらと考えていたら、こんなにながくなってしまいました。どうもすみません。








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パンドラ vol.3 2009 SPRING

2009/04/21 10:22
●パンドラ vol.3 2009 SPRING     講談社

内容紹介
 勇気を!
文芸と批評とコミックが「交差(クロスオーバー)」する

――――――――――――
 うわーんドアラ、ドラゴンズに力を貸してえー。『ピッチャー ドアラ、代打 落合博満(監督)。』
さて本題。  
――――――――――――
 小林エイの名前でまた漫画を1話載せていただくことが出来ました。どうもありがとうございます。高校(一応女子高)を舞台にした「はなはな」という題です。「うっ、うっ、あの日本人メジャーリーガー、ユニフォーム姿がとってもとってもカッコイイのに、どうして私服が四苦夜露系なの」というほんの少し残念な感じとは比べ物にならないくらい全体的にかなり残念な私に免じて、どうぞ宜しくお願いいたします。
 こんなところで何ですが、担当して下さるK氏、いつもありがとうございます。精神的にどこかへ行ってしまっては(脱線)、なかなか帰って来られない私を辛抱強く、やんわりと軌道修正してくださいます。どうもすみません。

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絵はイメージです。





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図説 上杉本洛中洛外図屏風を見る

2009/04/08 13:42
●図説 上杉本洛中洛外図屏風を見る     小沢 弘 (著), 川嶋 将生 (著)  河出書房新社
内容(「BOOK」データベースより)
織田信長が上杉謙信に贈った狩野永徳筆の絶品。華麗。雄渾。登場人物二四八五人。応仁の乱後の復興しつつある京を舞台に、四季と名所を織り込み、多彩な物語と老若貴賎の男女を躍動感あふれる筆致で描いていた洛中洛外図の白眉。フルカラー。

内容(「MARC」データベースより)
応仁の乱後の復興しつつある京を舞台に四季と名所を織り込み、多彩な物語と老若貴賎の男女を躍動感あふれる筆致で描いた洛中洛外図。織田信長が上杉謙信に贈った狩野永徳筆の絶品。フルカラー。〈ソフトカバ〉*

――――――――――――――――――
 やったあ〜中日開幕4連勝だあー  
金本のアニキ、かあっこいい〜
 さて本題。
――――――――――――――――――
 米沢市所有の国宝(平成7年指定)である洛中洛外図屏風を、できるかぎり実寸に近い画面で紹介することに努めた、という図説。登場人物の引き目鍵鼻的描写は、教科書などで歴史的資料などとして部分的に引用されている場合が多いので、目にしたことがある人が多いと思われます。応仁の乱後の荒廃しきった室町時代後期の京都。「こうであったらいいな」という希望も含めて描かれたという、大変にぎやかで美しい中世の京の都を楽しめます。

画像
 というわけで 中世っぽい絵にしてみました。

―――――――――――――――
 当時の京の都の荒廃ぶりが「日本の中世6 都市と職能民の活動(中央公論新社)」にちらっとのっていました。「もののけ姫」周辺の時代です。多分。応仁の乱(1467〜1477)で京の都は焼け野原になり、盗賊などがそこを集会場にするなどし、やりたい放題で治安最悪。疫病も時々流行。加えて寛正(1460〜)の大飢饉では餓死者の屍の山が鴨川の流水をせき止めるほどだったそうです。においがすごかったと思います。「中世は生きにくい時代」とはよく聞きますが、生き「にくい」どころの騒ぎではない。私は幸いにも、今まで死ぬほどの空腹感を味わった事がありません。食い過ぎで腹痛になり、食べたくても食べられない・・、といった苦痛はしばしば味わっていますが。それはまあともかくとして、それもこれも両親や、助けてくださる周りの人々のお蔭だと感謝しています。こんな不届きものな私でも、感謝しなくては本気でバチが当たる、とその記述を読んでそう思った次第です。
 ところで、観光名所としても名高く、恋人同志でにぎわうというあの鴨川。「あのーそこには昔ですねえー」などと野暮を言ってはいけないのである。もう数百年も昔の話なのだ。そんなこと言えば、餓死するしないに関わらずそのころや、その昔に生きたであろう無数の人々のお墓は?今どこにあるの??だなーんて大野暮も、決して言ってはいけないのである。だから、私は野暮なのだ。




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わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集

2009/03/31 14:36
●わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集   金子 みすゞ (著),    矢崎 節夫 (編集)     JULA出版局

――――――――――――――――――――
 あの国よりも、ニッポンのほうが心配。
 まあそれはさて置き本題。

 以前ご紹介した平凡社の本(金子みすゞ―生誕一〇〇年記念 (ムック) )と内容が少しかぶりますが、そちらで未掲載だった(たぶん)「雪」が大変好きです。『だれも知らない野のはてで 青い小鳥が死にました さむいさむいくれがたに』と出だしがかなりブルーなのですが、人や動物は、それぞれが別個の体と感情を持っているので本質的に生れて死ぬまでひとりなのだと思いますが、でも、ひょっとしたらそうではないのかもしれない、と思わせてくれる、とても優しい童謡です。それぞれに控えめでかわいらしい挿絵がついているだけなので、金子みすずの魅力を十分に堪能できます。平凡社のとっても美しい写真とともに楽しむのも好きですが。「まえがき」にもあるように童心に帰れます。表紙もかわいく、小さめなので持ち運びも便利。

画像

 少し色を塗ってみました。アルバムはそのままです。
―――――――――――――――――
 今回『ミサイルがくる!!』とやけに張り切っている印象ですが、なぜなのでしょうか。事前通告されたからでしょうか。それとも他にも何かあるんだろうか。前回は知ってか知らずかしらーん顔だった気が。周辺海域を通過する船にも着弾情報とかなーーんにも知らせてなかったような記憶があるんですけど記憶違いだったかな・・・。それに、画像や何かの情報なんかも全部外国任せなのね。とかいう私は『そんなにいうならはつげんにたいするきんちょうかんがたかまるかもしれないとおもうからとちょうにおちればいいのにな』、などという煩悩というか頭の中身は愚痴だらけ、といった感じのばかエイでした。


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いのちの根源から来た ...
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戦場のピアニスト

2009/03/15 13:50
●戦場のピアニスト    ウワディスワフ シュピルマン (著),  佐藤 泰一 (翻訳)     春秋社

内容(「BOOK」データベースより)
第2次世界大戦、ドイツ軍によるポーランド侵攻。ナチスのユダヤ人迫害のもと、多くの命が失われ、廃墟になったワルシャワの街を独り彷徨する若き芸術家の苦闘の物語。ゲットー脱出、逃避行の日々、ドイツ軍の脅威が迫る…。ポーランドの名ピアニスト、シュピルマンが自らの体験を綴った希有のドキュメント。

内容(「MARC」データベースより)
第二次世界大戦、ナチスのユダヤ人迫害のもと、多くの命が失われ、廃墟になった都市ワルシャワを独り彷徨する若き音楽家の苦闘の物語。アカデミー賞有力候補作品の原作。2000年刊「ザ・ピアニスト」の改題。

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 「今現在、私は誰よりも不幸だ」と感じている人には、かなりの力になってくれる本だと思います。映画「ダイ・ハード」の現実版(積極的には闘わないけど)といった感じですが、シビアさは比べ物にならない。淡々とした描写がかえって戦場の残酷さを際立たせています。例え話ですが、ナチスのユダヤ人迫害がもしなかったと考えて、その事を小説として提示した場合「頭がおかしい」と却下されると思います。事実は、小説より奇なり。運も性質もあまり良くない私が当事者だったとしたら、かなり早い段階で殺されてると思いますが、筆者は、ひょっとしたらこの記述を残すためにこれ以上はちょっとないくらい過酷な状況を生き延びる事ができたのかもしれません。本文中の「死が必ずやってくることをわきまえてこそ、どんな厳しい状況に置かれても自分は生き抜くのだというエネルギーがふつふつと湧いてきたのである。」という記述が実に印象的。人はそう弱くはないのだと思います。第二次世界大戦中にドイツ軍に占領されたワルシャワにおけるユダヤ人絶滅作戦の渦中での、最後までの生き残りの記録(訳者あとがきより)であり、国家対個人の戦いにおいて、個人が勝った(逃げおおせた)という稀有な例。アカデミー賞監督賞など3部門受賞作の原作本。

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昔の写真などを参考にスーツを描いてみる。今の細身系スーツは好きです。「変わっていくことだけが真実だ」なーんていう言葉をどこで聞いたかは忘れましたが、エリの形等流行廃りはあっても、根本的な形は、あまり変わらないようです。

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 日本国内にいると肌身で感じる事は少ない人種差別(とは言え、私も日本国外に行ったのは、某格安旅行会社のハワイ旅行一度きりです。羽田発の飛行機内でアジア系の天女のように美しいスチュワーデスさんは、英語と母国語しか決して話さず、救命胴衣の装着説明もありませんでした。)。それが、これ以上は想像も出来ないという形で結実したのがホロコーストでした。日本の原爆もその範疇に入ると思います。戦時下のアメリカでは、放射能が人間の体に与える影響などを調べるため黒人で実験をしていたそうです。とはいえ、そういう日本にも731部隊がありました。人間それぞれの個人差は激しくとも、民族ごとに大別して「残酷さ平均値」をとれば皆大差はないと思うので、肌や目の色だけで判断できる事はそう多くはないと思います。話は違うが不幸だったから何をしてもいいか、というとそういうわけでは決してない。
 余談ですが、近代戦の特徴は「軍関係者より民間人の方がよく死ぬ」ということだそうです。第一次、第二次世界大戦と回をかさねるごとにその割合は多くなっているようですので、次があるなら死者はほとんど民間人、ということになります。イスラエル軍のガザ地区侵攻の結果は特異なことではないのかもしれません。死にたくないし守って欲しいと思うなら、戦争しないに越したことはないようです。

戦場のピアニスト
春秋社
ウワディスワフ シュピルマン
ユーザレビュー:
深い。何度観ても発見 ...
本当の歴史の証人 先 ...
戦争時のピアニストユ ...
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図説 浮世絵入門

2009/02/28 19:56
●図説 浮世絵入門(ふくろうの本)     稲垣 進一 編集      河出書房新社

内容(「BOOK」データベースより)
オールカラー180点。絵師62人の名作・稀品・代表作でたどる浮世絵の流れ。見て画集、読んで事典。ジャポニスムの衝撃を生んだ驚異のアート。粋な江戸が見えます。

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 「いや、ちょっと入門してみようかと思って・・」と言う場合にぴったりの本だと思います。私がそうだったからです。オールカラーで図版も多く、著名な浮世絵師たちの系譜を、江戸初期から明治期までたどることができます。大型の美術書に比べて手にとって見やすいし。タイトルに「入門」とありますが、この本の内容をぜんぶそらんじてしまえば、まず間違い無く「通」の域に入るかと。目利きとかそういった分野は別として、ですが。秘蔵浮世絵大観(講談社 全16巻)からの出展が多かった気がするので、本格志向の方はそちらを御覧になるのも面白いと思います。
 個人的には鳥文斎栄之と喜多川歌麿等が好きです。余談ですが、渓斎栄泉の絵を見ると「百日紅」の女にだらしなーい善ちゃんを思い出します。これはもちろんフィクションだとは思いますが(読んでると段々そうではないような気もしてきますが)、浮世絵師たちの生活を描いた漫画なので、読むと彼らに親近感がわいて来ます。
 最近富山県内の旧家の土蔵から大量に浮世絵の版木が発見されたりして話題になっていますね。(ニュース内容はこちら

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 絵は、私にしては珍しい上に、恐れ多くも本の中から「喜多川歌麿 歌撰恋之部 稀二逢恋(大英博物館)」参照。ところで浮世絵の多くが海外にある、と思うとちょっと腹が立ちますが、あっちの方が保存状態が断然良い物が多い、という点にも腹が立つような立たないような。




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白川静  漢字の世界観

2009/02/08 14:00
●白川静 漢字の世界観     松岡 正剛著     平凡社新書

内容(「BOOK」データベースより)
白川静は、甲骨文、金文など漢字の始原を訪ね、「文字は神であった」という斬新な視点に基づき、『字統』『字訓』『字通』を初めとした多くの本を著した。その研究により文化功労者に選ばれ、文化勲章を受章している。だが厖大な著書の故もあり、その全体像は把握しにくいものだった。博覧強記の著者が“巨知”白川静に挑み、その見取り図を示した初の入門書。

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 「漢字には文字が生れる以前の悠遠なことばの時代の記憶がある」
 古代に生れた多数の象形文字が相次いで滅びていく中、ただひとつ漢字だけが生き残る。漢字が言葉の意味をあらわしていると言っているのではなく、文字は言葉を記憶しているのだ、文字しか言葉を記憶しているものはない、漢字はそれを体現しているのだ。(本文より部分)

 これらの白川氏の見識を、著者である松岡氏が解りやすく要約し主要な著書を紹介してくれています。「アジア(≒日本)の根本にひそむ深甚(しんじん)な世界観」に立ち向かったという白河静入門書。
 現代のチャンネルから段階を踏んで古代のチャンネルに近づくごとに全く違う景色が見えてくる。特に、柿本人麻呂「安騎野の冬猟歌」解読の正否は私には全く解りませんが、当時の人達の王権に対する思い、というか執念が垣間見える気がして面白かったです。

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―だそく――――――――――――――
 絵は年賀状用に作成した物を流用してみました。
 この本は、近所の本屋で「白川静フェア」をやっていて、それで見つけた本です。最初はフェア、という言葉でとんかつ屋「かつ雅」のかきフライフェアを思い出していたのですが、フェアというのもなかなかいいものだな…、とそう思いました。そのお店のかきフライもとんかつも衣がさっくさくでとっても美味しいです。お米も美味しいです。


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大上海

2009/01/24 20:45
●大上海(時空旅行ガイド)    著者 広岡今日子、 榎本雄二      情報センター出版局

[BOOKデータベースより]
西洋と東洋、過去と現在が混じり合い、不思議な調和を織りなす街。そのルーツである“租界時代”に魅せられ、どっぷりとはまってしまった書き手たちがおくる、ディープでコアな上海案内。

第1部 大上海の散歩術(共同租界;フランス租界;南市;蘇州河以北);
第2部 悦楽の大上海(上海モダン・ポスターの世界;ボルシチはママの味;上海・それぞれのホーム、スィートホーム;老房子狂騒曲;クラシックホテルで租界の香りを愉しむ;「上海」を描く、「上海」に描く 清朝絵師のひとりごと;21世紀の服部良一よ、歌え!幻の上海ダンスから見た音楽の現在・過去・未来;陰謀の夢世界へようこそ 図説・中華民国史;1930年代の都市小説からみる大上海);
資料

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 「オールド上海、だああーいすき」という私のような人にもってこいの本。オールカラーではないが写真資料も豊富で、はまりかけの人もはまっちゃった人も楽しめます。書いている人達(7人)からは、それぞれの老上海(1930年代前後)に対する熱い想いが伝わって来ます。装丁もレトロでキュート。おまけに長年手元で愛読してきたかのような本の腹などのくすみ。つまり、ページの端々に「手垢風印刷」までほどこしてある手の込みようはすごいです。古本屋に持ってったら「買い取れません」とか言われちゃいそうです。旅行の時はちょっとしたガイドブックにもなり、歴史も勉強でき、老房子(ラオファンズ;租界時代の古い住宅。人気があるらしく価格はうなぎ上り、だそうです。)をお探しの方には家賃や価格の相場などが解ります。ただ全体的なデータは2006年の物なので、昨今のサブプライムローンショックでお手ごろになっている・・かも。ところで現地は上海万博のための開発ラッシュらしいです。おしいなあ・・。
 因みに私は本書のコラム「上海人が生クリーム好きなわけ」を読んだ後、無性に生クリームが食いたくなりデコレーションが生クリームだけのケーキを2個、オールパンで日を置いて作って食べ、近所のパン屋で丸いデニッシュパンの中に生クリームだけといった菓子パンを立て続けに食べ、腹をこわしました。大体において私はこういったタイプの人間です。
 著者のお一人、広岡今日子氏のHP「大上海糖果號」もディープで面白かったです。最初に読んだのは図書館ででしたが、内容があまりにすきになったので改めて購入したという稀有な本。


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 少し変えてみました。アルバム2はそのままです。


―だそく――――――――――――――――――
 余計なお世話ですが、BGMはサントリー烏龍茶歌集「chai」、「chai chai」(東芝EMI)にすれば気分だけはもう上海。「chai」の方にはすんごく短いけど『上海ブギウギ』が入ってます。2枚共に中国語の美しさが堪能できます。1つ不満があるとすればchai chaiの方。『瞳をとじて』は「歌ってくれよ!!」とそう思いました。

 T事務所で苦楽をちょっと共にしたIさんから年賀状のお返事が届きました。バラク・オバマ米国第44代大統領就任式の日(1月20日:大寒)でした。・・きっとコレ読まないと思うけど、ありがとう、じゃーきー。
 あーあー、それにしてもこれからどうなるか全く未知数だとしても、あーんなカッコイイ大統領、いーよなー。TVでも沢山の黒人の人達が涙ぐんでいたけど(そりゃうれしいだろうな)、一転日本に目を向けると、逆の意味で私は涙が出そうになります。



時空旅行ガイド大上海
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